スズキ アドレス125の特長と買取相場の傾向
スズキ アドレス125は、従来のアドレスシリーズから受け継がれた加速性能の良いエンジンを搭載したビッグスクーターです。優れたコーナリング性能により、思いどおりのラインをトレースしやすい安定走行性が魅力です。コンバインドブレーキを採用しており、前後のブレーキが連動するシステムになっています。このため、ブレーキの握り過ぎによる前輪ロックの心配がなく、バイク初心者でも理想的なブレーキングが可能な車種です。
ヘッドランプとポジションランプには点灯の早いLEDを採用しており、夜間走行の高い視認性を確保している。丸みのあるボディはほど良くコンパクトにまとめられており、街の雰囲気に溶け込むトレンドを取り入れたデザインが魅力です。広々とした足元スペースと平らに設計されたシートが、ランディングポジションの快適性を向上させています。スピードメーターはアナログ式で、メーター周りにはエコドライブイルミネーションを搭載。ランプが青から緑へ変色することで運転の状況を知らせ、燃費向上をサポートします。フロントインナーラックにはペットボトルを収納できるほか、最新モデルにはUSBソケットを装備。走行中にスマートフォンなどの充電が可能です。
買取相場は0.6万円~16万円(2024年9月20日時点)ですが、形式や走行距離、車体の状態によって変わる可能性があります。
スズキ アドレス125を高く買い取ってもらうためのポイント
スズキ アドレス125を少しでも高く買い取ってもらうために、査定されるポイントを押さえておきましょう。ここでは買取の前に確認しておきたいポイントを、5つ紹介します。
ポイント1:グレード
スズキ アドレス125のグレードは、いずれのモデルにおいても1種類のみです。そのため上位モデルと下位モデルでの、買取価格の差を心配する必要はありません。年式、走行距離、ボディカラー、そして状態などが買取価格に影響すると考えられます。
ポイント2:年式
スズキ アドレス125は「通勤快速」として人気を博したアドレスV100、アドレスV125に続いて2017年に発売されたモデルです。翌年にフラットシートモデルが発売され、さらに次の年にはカラーチェンジしたアドレス125が発売されています。2022年には最新モデル(2023年式)が発売されました。
当初モデルと最新モデルの2023年式ではデザインも異なるため、年式の新しさも相まって買取価格に影響する可能性があります。基本的に年式が新しいもののほうが買取には有利です。ただしバイクは最新モデルや年式の新しさだけで買取価格が決まるものではなく、年数を経て人気が復活し、旧モデルや年式の古いものが高く取引されることもある点は押さえておきましょう。
ポイント3:走行距離
バイクは走行距離に応じて買取価格が低くなる傾向です。そのためできるだけ早いタイミングで売却することが、高価買取につながります。
とはいえ、メンテナンスがきちんと行き届いている、状態が良い、人気のモデルといったさまざまな理由が加味されて買取価格は決まるため、走行距離が長くても納得のいく価格で売却できる場合もあります。
ポイント4:ボディカラー
バイクの買取価格はボディカラーによって変動することもあります。
スズキ アドレス125の初期モデルと初期フラットモデルは「パールグレイスフルホワイト」「キャンディパトリシアンレッド」「パールノベルティブラック」の3色展開。2018年発売のフラットシートモデルではレッドに代わり「ウォームシルバーメタリック」が追加され、シックなカラーラインナップになりました。
これらのカラーが各モデルでラインナップされていましたが、最新モデルでは「ダークグリーニッシュブルーメタリック」が追加されています。
白や黒といった定番カラーは人気が高く、中古バイクの買取価格も高めの傾向です。しかし人気カラーのトレンドは変化するため、実際に査定に出してみないとわからない部分もあります。
ポイント5:状態
当然ながらバイクの状態は買取価格に影響します。査定に出す前は洗車し、できるだけきれいな状態にしておきましょう。丁寧に扱われている、メンテナンスが行き届いていると思ってもらえることで、買取価格が高くなる可能性があります。
もちろん見た目の問題だけではありません。エンジンがきちんとかかるか、タイヤがパンクしていないか確認しておきましょう。細かい傷や自分で修理できないへこみなどがある場合は無理に隠そうとせず、そのまま査定してもらうことが大切です。
ステッカーはきれいに剥がせそうであれば、自分で剥がしておきましょう。ただしステッカーは粘着力が高く、無理に剥がすと傷が付く場合があります。ドライヤーやお湯で温めると剥がしやすいですが、難しい場合はプロに依頼して剥がしてもらったほうがいいかもしれません。
また外部パーツを取り付けている場合も注意が必要です。自分で取り付け、取り外しができる場合は純正パーツに戻しておいたほうが買取価格は高くなる傾向です。しかし無理な場合は、自分で外さず純正パーツを付属して査定してもらいましょう。