スズキ GSX-R1000Rの特長と買取相場の傾向
スズキGSX-R1000Rは、2017年に国内正規モデルとして登場した高性能のスーパースポーツバイクです。
サーキットだけでなく、公道でも走りやすいGSX-R1000Rは、クイックシフトやSHOWA製BFF、コーンチコントロールなど当時の最新技術を搭載しています。水冷4ストローク直列4気筒エンジンは、999ccで13,200回転197馬力を誇り、チタニウム製の排気バルブを採用して軽量化にも成功しています。
なお、スズキGSX-R1000Rの買取相場は、77.1〜147.8万円です(2024年8月23日現在)。買取価格は、車両の状態や走行距離などによって異なります。
スズキ GSX-R1000Rを高く買い取ってもらうためのポイント
スズキGSX-R1000Rを高く売るためには、以下の6つのポイントを押さえましょう。
ポイント1:モデル・グレード
スズキのGSX-R1000シリーズは、スーパースポーツとして高い評価を受けているモデルです。特にスズキGSX-R1000Rは、ハイグレードモデルとして注目されています。
GSX-R1000Rにはレースで培ったノウハウが詰め込まれていますが、サーキットでの強さだけでなく、日常でも扱いやすいのが特長です。
スズキGSX-R1000Rの買取相場が77.1〜147.8万円に対し、スズキGSX-R1000の買取相場は24~126.3万円(2024年8月23日現在)と、グレードによって大きな差があります。
ポイント2:年式
バイクの買取価格は年式や車種などによって異なり、一般的に年式が新しいバイクであるほど高値で取引されることが多い傾向です。
しかし、最近では古い年式のバイクや「絶版車」「旧車」に対する需要が高まっており、古いモデルでもメンテナンスが行き届いているバイクは、買取価格が高くなる可能性があります。
特に、人気のある車種は年式に左右されず価格が安定傾向で、中古市場でも高い需要があります。その観点においてスズキGSXシリーズも高く買い取ってもらうことが期待できるでしょう。
ポイント3:走行距離
走行距離が短いバイクは各パーツの劣化が少なく、今後も長く使用可能であると判断されるため、高値での買取が見込まれます。
反対に、走行距離が長いとエンジンや部品の消耗が進んでおり、高額な取引は期待できません。バイクを高く売りたい場合は、走行距離が少ないうちに売却を検討しましょう。
ポイント4:状態
バイクの買取価格は、車両の状態によって大きく変わります。
特にエンジンのかかり具合や電装品、足回りの状態が重要です。ボディの傷や凹みも査定に影響しますが、たとえ古いバイクでもエンジンがかかって走行可能であれば、買取を断られることはほとんどありません。
また、故障して動かないバイクでも買取可能な場合があるため、まずは査定に出してみることをおすすめします。
バイクを高く売るためには、日頃のケアを怠らず、できるだけ良い状態で売却することが重要です。
ポイント5:売却時期
バイクを高く売るためには、売却のタイミングが重要です。
特に需要が高まるのは、新生活が始まる3~4月や夏休み前の6~7月です。バイクショップが在庫を増やそうとするため、買取価格が上昇する傾向にあります。
また、梅雨や台風の時期は天候が不安定で売り手が少なくなるため、在庫確保を目的に高値で買い取るショップが増えます。
ポイント6:修復歴の有無
修復歴の有無は、バイクの買取価格に大きく影響します。
社団法人自動車公正取引協議会の規定によれば、「メインフレーム」「ハンドルストッパー」「シートレール」に修理や交換歴があるバイクは「修復歴あり」とされます。これらはバイクの中核を担う重要な部品であり、修復歴があると買い手から敬遠され、買取額が下がる傾向です。
修復歴がある場合は、正直に申告し、適切な査定を受けましょう。
スズキ GSX-R1000Rの査定前までに準備しておくべきこと
スズキGSX-R1000Rをより高く売るために、査定前までに準備しておくべきことを3つ紹介します。
エンジンのかかりやすさを確認する
エンジンがセルを回してすぐにかかる「一発始動」の状態であれば、査定評価が高くなります。査定当日にはエンジンをかけて、10分ほど走行やアイドリングをしてエンジンを温めておくのがおすすめです。
長期間保管していたバイクの場合は、バッテリー上がりやキャブレターの目詰まりなどでエンジンがかからない場合があります。これらの問題は、キックスタートやキャブレターの清掃などで簡単に対処できるため、事前に確認しておきましょう。
ただし、エンジンそのものに問題がある場合は、修理費用が査定額を上回る可能性があるため、そのままの状態で査定に出すほうが無難です。
洗車をして車体をきれいに保つ
バイクを高く売るためには、車体をきれいに保つことが重要です。
査定前に洗車をすると、査定士に「丁寧に扱ってきたバイク」という印象を与えられ、プラスの評価を得られる可能性が高まります。
反対に汚れがひどいと、傷やサビなどが見えにくく、正確な査定が難しくなります。
洗車後にコーティング剤やワックスで仕上げを行うと、バイクにツヤが出て、より良い印象を与えることが可能です。
純正パーツを用意する
一般的に、買取業者はカスタム車よりもノーマル車を高く評価する傾向にあります。
カスタム車でも、人気のあるカスタムパーツを使用している場合などは高い買取額が期待できますが、基本的にはフルノーマルの状態が好まれます。
バイクをカスタマイズしている場合でも、純正パーツを査定時に一緒に提出すると買取価格が上がる可能性があるため、忘れずに準備しておきましょう。