スズキスカイウェイブ250タイプMの特長と買取相場の傾向
スズキスカイウェイブ250タイプM(型式:CJ45A)は、オートマチックスクーターのスカイウェイブ250(型式:CJ46A)のバリエーションモデルとして、2007年3月に発売されました。
スカイウェイブ250との違いは、7段マニュアル変速機構を備えていること。電子制御式CVTによって、「ドライブモード」「パワーモード」「7速マニュアルモード」「MTアシストモード」の4モードのシフトチェンジが可能です。
また、ワンタッチ操作のみでマニュアル・オートマチック間のモード切り替えもできます。
一方で、スカイウェイブ250シリーズのディテールを引き継いでいるのは、充実した収納スペース。ヘルメットが2個収納できるシート下や、フロントにはDCソケットも備えた大型収納スペースも完備しています。
初代モデルの発売後は、カラーチェンジや、5モード設定への変更をともなう2008年のマイナーチェンジなどを経て、2014年モデルを最後に販売を終了しています。
なお、スカイウェイブ250タイプMの中古車買取相場は、3.7万円~21.9万円(2024年9月20日時点)です。
スズキスカイウェイブ250タイプMを高く買取ってもらうためのポイント
スズキスズキスカイウェイブ250は、タイプM以外にも、SS・タイプSベーシック・リミテッドのバリエーションモデルが存在する人気の高いビッグスクーターです。
ここでは、スカイウェイブ250タイプMを買取査定に出す際に知っておきたい、より高く買取ってもらうためのポイントを紹介します。
ポイント1:年式
前述したスカイウェイブ250の4種類のバリエーションモデルのなかで、特に高い人気を誇るのがタイプMです。また、タイプMのなかでも、高年式の車両は高い買取額が付きやすい傾向にあります。
実際に、平均取引額から算定される平均買取額の目安を年式別に比較すると、最も年式の低い2007年モデルに対して、最も年式の高い2013~2014年モデルはおよそ2倍であることがわかります。
もちろん、実際の買取額はその他多くの条件によって左右されるものです。しかし、スカイウェイブ250のなかでも人気の高いタイプMであること、さらに高年式であることが査定時のプラスの要素となる可能性は高いでしょう。
ポイント2:ボディカラー
個性的なカラーラインナップも、スズキスカイウェイブ250タイプMの魅力の一つでしょう。初代モデルに採用されたのは、鮮やかな「マーブルデイトナイエロー」をはじめ、「パールビガーブルー」「パールネブラーブラック」「パールグラスホワイト」の4色でした。その後も、何度もカラーチェンジを繰り返すことになります。
実際の平均買取額の目安をボディカラー別に見ると、最も高値が期待できるのは赤系と黒系を組み合わせたツートンカラーのモデルです。
なかでも価値が高いと考えられるのが、2007年に販売された「マーブルエラキスレッド」を採用したモデル。市場からの要望に応える形で、限定数500台のみが販売されました。
スカイウェイブ250タイプMの限定車は2007年発売のものだけですが、2013年式および最終モデルの2014年式には「パールミラレッド/マットブラックメタリックNo.2」という赤と黒のツートンカラーが採用されています。
ポイント3:カスタム
車両のカスタム歴は、買取査定額を下げる要因となることも少なくありません。ただし、すべてのカスタム車がマイナス評価を受けると言い切れるものでもありません。
例えば、カスタム内容が一定数の需要が見込めるものであれば、買取査定額にそこまで響かないことも。
一方で、個性的すぎたり悪目立ちしたりするようなカスタム内容は需要を見込めないため、査定額が下がるでしょう。
スズキスカイウェイブ250タイプMは、通勤等の日常利用が多く想定されるモデルです。このような使用用途から考えた場合には、カスタムを行なっていないノーマル車のほうが高く評価される可能性が高いでしょう。
ポイント4:売却時期
スズキスカイウェイブ250タイプMの売却を検討しているのであれば、早めに買取査定を依頼しましょう。
中古バイクの価値は、残念ながら年数が経過するほど落ちてしまうのが一般的です。なかでも、スカイウェイブ250タイプMが該当するビッグスクーターは、価格の下落が早い傾向にあります。
さらに、スカイウェイブ250タイプMがロングセラー車種であることも、早めの売却をおすすめる理由の一つ。
人気があり多くの台数が販売されていたため、実際に中古車市場に出回る台数も多いのが現状です。需要を上回る供給があれば、当然のことながら価値は下がってしまうでしょう。
実際に、近年のスズキスカイウェイブ250タイプMの買取相場の推移を見ても、最高額・平均額・最低額ともに緩やかに下降傾向です。
今後の上昇も考えにくいため、まずは買取査定を試してみることをおすすめします。
特に、乗らなくなった車両は劣化も進みやすくなるため、少しでも早い時期に手放すのが得策でしょう。