スズキレッツ4の特長と買取相場の傾向
スズキレッツ4はコンパクトで扱いやすい実用スクーターとして、2004年に登場しました。コストパフォーマンスや実用性を重視する層に人気で、丸みを帯びたデザインや軽量で扱いやすいボディに惹かれるユーザーも多くいます。
実働車の過去5年間の買取相場の推移は、2005〜07年式のCA41A型でも若干ですが上昇傾向にあります。
とはいえ、一般的にスクーターの買取額は1年ごとに1万円ずつ下がるとされています。スズキレッツ4は新車価格自体が安いため、売却を迷っているなら早めの決断をおすすめします。
スズキレッツ4を高く買い取ってもらうためのポイント
2004年に登場したスズキレッツ4は、80km/Lと高い燃費性能を誇りながらも、税抜価格9万円台を実現。車体の軽さが好評を博し、レッツ4Gやレッツ4 パレット、レッツ4 バスケットのベースとなったモデルです。
スズキレッツ4を高く買い取ってもらうためのポイントを、年式、走行距離、ボディカラー、内装・外装の4つの視点で紹介します。
年式
レッツシリーズで最も売れたとされるスズキレッツ4は、年式によって仕様が異なるスクーターです。
スズキレッツ4の年式を表す型式は、以下の3つです。
- 2005~07年式のCA41A型
- 2008~13年式のCA45A型
- 2010年式のCA46A型
自動車排出ガス規制に対応した2008~13年式のCA45A型の特徴は、触媒付きマフラーと豊富なカラーバリエーションです。後継の2010年式のCA46A型は、エンジンをレッツ5と統合し、リアキャリアを標準装備しています。
スズキレッツ4の買取額の相場は、年式に関わらず2〜3万円ですが、場合によっては4〜6万円ほどが期待できるでしょう。ただし不動車だと価格は下がる傾向にあるので、しばらく乗っていなかった車両はエンジンが始動するか確かめ、数千円で済むなら修理に出すことも考えてみてください。
走行距離
スズキレッツ4のようなスクーターの走行距離で目安となるのが、5,000kmと1万kmです。日常的な街乗り用に設計されているスクーターで5,000km突破していると、かなり長期間使用したと判断できるため、それだけ車体・パーツも劣化していると考えられます。最大でも1万km以下が良いと考える中古スクーターの購入者が多いため、高額査定ラインは5,000km以下です。5,000km~1万kmであっても外装に目立つ傷がなければ、高く買い取ってもらえる可能性は十分あります。
なお、スズキレッツ4のメーターでは走行距離が4桁しか表示されません。つまり、9,999㎞を超えると0㎞から再スタートする仕様です。表示されている数値が実際の走行距離とは限らず、表示の数値+1万km走行している可能性もあります。実際の走行距離を把握できない車両は印象が良くないため、査定額に影響する可能性は否めません。
ボディカラー
スズキレッツ4の登場時のカラーは、ソリッドブラック・ソリッドスペシャルホワイトNO.2・ブルームイエロー・ミストブルーの4色です。以降はソリッドブラック・ソリッドスペシャルホワイトNO.2の2色を基本に、さまざまなカラーを展開します。
2008年モデルでは最多の10色を展開。ライトグリーンやオーキッドピンク、ネーブルオレンジなど明るいカラーも登場しました。2009年以降はソリッドブラック・ソリッドスペシャルホワイトNO.2に並び、ミスティックシルバーメタリックもラインナップされるなど、実に多くのカラーバリエーションがあります。
平均買取額の目安をカラー別に比較すると、ホワイト系は年式問わず2万円台です。ブラックは2005〜07年式のCA41A型では2万円代ですが、2010年式のCA46A型は3万円以上で取引されやすいでしょう。CA41A型でもブルー系やイエロー系は、ベーシックカラーよりもやや相場が高い傾向です。2010年式 CA46A型のネイビー系は、5万円台になるものもあります。
内装・外装
2004年登場したレッツ4は、コンパクトながらもXLサイズのフルフェイスが横向きに収納できるサイズのシート下トランクを装備。その後、リアキャリアも標準装備となり、トランクに入り切らない荷物の積載が可能になりました。
コンビニフックなども装備しているなど、レッツ4のようにユーティリティ面で使い勝手の良いスクーターは、カスタム車よりノーマル車が好まれます。カスタムした場合でも、交換した純正パーツやタイヤが保管されていると、高い買取額につながるでしょう。なお、カスタムパーツはプラスで買い取ってもらえることもあります。
傷や凹み、サビがかなり目立つ場合は、値段がつかないケースもあります。ただし、多少の傷や凹みなら直さずに査定を受けるほうがよいでしょう。レッツ4はそもそも新車価格が安く、買取額もそこまで高くはないので、修理にかけた分のコストを売却益で取り戻せるとは限らないからです。
できるだけ高額査定につなげたいなら、定期的に自分で行なえる範囲のメンテナンスをし、傷や汚れの問題が大きくなる前に対処しておくことをおすすめします。