スズキスカイウェイブ250の特長と買取相場の動向
「スズキスカイウェイブ250」は、1998年2月に発売されたスズキ初のビックスクーターです。2000年前後のビックスクーター(カスタム)ブームの前夜といえる時期に発売されました。
スカイウェイブ250はスポーティーなデザインと重心の低さからなる安定感、シート高が695mmと低く足つき性の良さが魅力です。バックレストは5段階の調整ができ、体格やライディングによって最適なシートポジションに調節可能です。シートのサイズも大きいため2人乗りの際にも余裕があります。
また、収納力が高さも特長の一つです。シート下にある63Lの収納スペースにはフルフェイスヘルメット2つの収納が可能です。さらにフロントにも3つの独立した収納スペースがあります。
スカイウェイブ250は、現在新車の生産がなく中古のみで購入可能です。中古車の買取価格の相場は2.6万円〜23万円ですが、走行距離や状態などの条件によって大きく変動します。
スズキスカイウェイブ250を高く買い取ってもらうためのポイント
スカイウェイブ250を高値で買い取ってもらうには、査定のポイントを押さえることが大切です。ここでは、スカイウェイブ250をより高く買い取ってもらうためのポイントを紹介します。
ポイント1:グレード
スカイウェイブ250は、複数のカスタムモデルが発売されていました。特に人気を誇ったグレード、また、より新しいグレードで状態が良い場合は高値がつく可能性があります。
例えば冬仕様モデルとして発売された「スカイウェイブ250リミテッド」はグリップヒーターやナックルガードを備え、寒い冬の通勤やツーリングでも快適に乗れるため需要が高い傾向にあります。また、7段のマニュアル変則機能を搭載した「スカイウェイブ250タイプM」も人気が高く、現在でも高値がつくモデルです。
ポイント2:年式
車種にもよりますが、バイクの年式は新しいものほど買取価格は高くなる傾向です。
スカイウェイブ250では、2006年のDOHC搭載以降のモデルが高額査定の可能性があります。
2006年のフルモデルチェンジでは、搭載されたDOHCエンジンによって最高出力も向上。加えてフレームやホイールの刷新や、より収納スペース容量を増やすなど、細部にいたるまで変更されています。
ポイント3:走行距離
走行距離が長いとエンジンや部品の消耗が進んでいる可能性が高いため、買取価格が下がる傾向にあります。反対に比較的新しいモデルかつ走行距離が少ない場合は、買取価格も高くなります。
高く買い取ってもらうためには、走行距離があまり長くならないうちに売却を検討するとよいでしょう。ある程度走行距離が長い場合は、しっかりとメンテナンスを行なうことが大切です。日頃の清掃・洗車や定期的な部品交換などをこまめに行ない、少しでも良い状態で売却できるようにしましょう。
スズキスカイウェイブ250を売却するときの注意点
比較的状態が良いバイクでも、カスタムの状態や見た目などちょっとしたことで査定価格が下がってしまうこともあります。
ここでは、スカイウェイブ250を売却する前に確認しておきたい注意点を紹介します。
ポイント4:純正パーツを保管しておく
売却する際は純正パーツを装着している方が買取価格は上がります。カスタムは人によって好みが異なるため、敬遠されてしまう場合もあるためです。
バイクをカスタムする場合は、純正パーツを保管しておき、売却時は元に戻せるようにしておきましょう。
ポイント5:査定前に洗車しておく
バイクは査定前に洗車してきれいにしておくのがおすすめです。バイクの見た目は買取価格に大きな影響を与えます。汚れが目立つと査定員からの印象が悪くなるだけでなく、傷などにも意識が行きがちです。
正しい査定価格を提示してもらうためにも、査定前にきれいにしておきましょう。また、きれいな状態のバイクは、日頃からメンテナンスされているといった好印象を与えられます。
ポイント6:傷や凹みがあってもそのまま売却する
バイクに傷や凹みがあっても、修理せずそのまま査定に出しましょう。バイクの状態が良い方が査定価格は上がりますが、多少のダメージなら買取業者でも修理できてしまいます。そのため、あらかじめ修理に出したほうが結果的にマイナスになる可能性があるのです。
また、修理費を浮かせるためにセルフで修理を行なった場合、査定価格がさらに下がる可能性があるため、注意が必要です。プロの査定士は数多くのバイクを査定していることから、セルフ修理の傷跡は簡単にわかってしまいます。無理に修理せず、現状のままで査定してもらいましょう。