ヤマハ XSR155の特長と買取相場の傾向
ヤマハXSR155は、2019年に海外市場向けに発売されたネイキッドバイクです。前年に同じく海外市場向けに発売されたヤマハMT-15をベースとしたネオクラシックな外観が特長です。ヤマハXSR155の登場により、ヤマハの155ccクラスにフルカウルスポーツ、スポーツネイキッド、ヘリテイジスポーツが出そろうことになりました。小排気量でありながら高速道路や自動車専用道路も走行できるのが大きな魅力です。
エンジンには可変バルブタイミング機構(VVA)を備えた155cc水冷単気筒エンジンを搭載しています。ボア・ストロークは58mm×58.7mm、最高出力は10,000回転19.3馬力です。最大トルクは8,500回転で14.7Nmを発揮します。さらに、6速仕様のトランスミッション、アシスト&スリッパークラッチを標準装備しています。
全長2,000mm、全幅805mm、シート高810mmです。車両重量は134kgで、同排気量のスクーターであるヤマハNMAX155とほぼ同じ重さとなっています。外観の特長はケースをブラックアウトした大きな丸形のヘッドライトとXSRシリーズで受け継がれている丸形のLEDテールランプです。また、メーターにはフルLCDのデジタルメーターを採用しています。
2024年9月20日時点におけるヤマハXSR155の買取相場価格は、3.7万~32.1万円です。2024年時点で日本ではまだ販売されていません。過去5年の価格推移を見ると、緩やかな上昇傾向にあります。2024年9月20日時点で対前年比12%アップしています。
ヤマハ XSR155を高く買い取ってもらうためのポイント
ヤマハのXSR155を売却しようと考えている方は、あらかじめ以下のポイントを押さえておきましょう。
ポイント1:走行距離
査定において走行距離は重要なポイントです。一般的に、査定では走行距離が短いほど有利だとされています。これは、走行距離に応じて劣化も進んでいると考えられるためです。特にヤマハXSR155のような小排気量のバイクは通勤や通学といった普段の生活に用いられることも多く、走行距離も長くなりやすいでしょう。
一般的に走行距離は5,000km・1万km・2万km・3万km・5万kmを目安に査定額に影響を与えます。現在乗っているという方は、そのことについてもよく留意しておきましょう。
2024年9月20日時点におけるヤマハXSR155の走行距離別買取平均価格を見ると、4999kmまでで平均34.4万円、1万kmまでで平均31.5万円です。走行距離3万kmまでは平均で20万円台になり、3万kmを超えると平均k内取り価格は10万円台まで落ちてしまいます。売却するのであれば、走行距離が短いうちに判断するのがおすすめです。
ポイント2:ボディカラー
ヤマハXSR155にはマットシルバープレミアム、マットグリーンオーセンティック、マットブラックエレガンス、WGP60周年記念カラーなどのカラーバリエーションがあります。
2024年8月30日時点におけるカラー別買取平均価格を見ると、グレー系のカラーが最も高い傾向にあり、その次にホワイト系やレッド系のカラーが人気です。そのほか、全体的にはそれほど大きな価格差はありません。
ヤマハXSR155を高く売るための注意点
XSR155を少しでも高く売りたい方は、以下の点について注意しましょう。
売却時期のおすすめは春から夏にかけて
バイクには高く売れやすい時期とそうでない時期があります。これは、中古バイクには売れやすい時期と売れにくい時期があるためです。一般的には、春から夏にかけては中古バイクが売れやすいといわれています。気候がツーリングに向いていることや、6月にボーナスの出る会社が多いことなどが理由です。一方、雪などに見舞われることが多くなる冬や忙しい年末年始は、あまり中古バイクが売れないといわれています。
そのため、査定に出すのであれば春から夏にかけての時期にしましょう。特に、ヤマハXSR155はツーリングよりも普段の生活で使われることが多いと想定されます。そのため、新生活が始まる時期の3月や4月がおすすめです。
また、売却する際には相場の動向もよくチェックしておきましょう。査定価格は一定ではありません。リモートワークの増加など、社会状況などによって相場が大きく変化することもあります。現在の価格の動向をしっかりチェックし、最も高く売れていると思われる時期に査定に出すのが高く売るための重要なポイントです。
純正パーツも一緒に査定に出す
ヤマハXSR155を自分好みにカスタマイズしている方は、査定の際に純正パーツに戻すか、あるいは純正パーツを一緒に出すようにしましょう。これにより査定価格が高くなる可能性があります。中古バイクはカスタムされているものよりも、ノーマルのほうが売れやすいためです。
ただし、装着しているパーツによっては、カスタマイズされていることで逆に査定価格が上がることもあります。もしも純正パーツがないという場合には、そのまま査定に出しても問題ありません。