ヤマハ マジェスティの特徴と買取相場の傾向
ヤマハ マジェスティは、20世紀末から21世紀はじめ頃のビッグスクーターブームの先駆者です。
1995年に発売を開始し、2000年に登場した2代目モデルがブレイクしたことをきっかけに、街にビッグスクーターブームが巻き起こりました。2007年にはフルモデルチェンジを行ない、その後もマイナーチェンジやカラーチェンジを行ないつつ、2014年モデルを最後に生産を終了しました。
以降のヤマハのビッグスクーターはTMAXやNMAXに代表されるMAX・シリーズが中心となっています。
ヤマハ マジェスティの総排気量は249ccで、2007年からの3代目モデルSG20J型では水冷4ストローク・単気筒SOHC4バルブを搭載しています。
観音開きのシート下収納スペース、スマートキーシステムなどを採用し、前モデルより使い勝手が向上しました。
さらに、ヤマハ独自のオートマチック機構YCC-ATが採用されており、変速特性の異なる3種類の走行モードを選択できます。
現在のヤマハ マジェスティの買取相場は22.2万円以下(2024年8月30月時点)ですが、型式のほか、走行距離の長短や車両状態の良し悪しによって変動します。
ヤマハ マジェスティを高く買い取ってもらうためのポイント
愛車を高く買い取ってもらうにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
ここでは、ヤマハ マジェスティをより高く売るためのポイントをご紹介します。
ポイント1:年式
バイクの年式は買取価格の変動の一因となり、基本的には年式が新しいほど高く買い取られます。
ヤマハ マジェスティも最も年式の新しいSG20J型が高値を付けられる傾向にあります。
ただし、年式が新しくても状態が悪いバイクは査定額が下がるので、新しいからといって高く買い取ってもらえるとは限りません。
一方、年式が古くてもきれいに手入れされている状態の良いバイクであれば、高値が付く可能性が期待できます。
ポイント2:ボディカラー
ボディカラーによっても買取価格は変動し、人気色であれば高値が付く可能性もあります。
2014年モデルのヤマハ マジェスティのボディカラーは以下の3種類です。
・ベリーダークオレンジメタリック1
・ブルーイッシュホワイトカクテル1
・ブラックメタリックX
この3種類のなかでは、ブラックメタリックXの平均買取額が最も高い傾向です。
ポイント3:走行距離
バイクは走行距離が長いほど、査定額が低くなってしまうのが一般的です。
なぜなら、長く走ったバイクほど、パーツの消耗が進んで故障の危険が高まっているからです。
ヤマハ マジェスティも例外ではなく、走行距離が長いほど買取価格が下落する傾向にあります。
一般的には、以下の走行距離を基準として買取価格を決定している業者が多く見られます。
・5,000kmまで
・1万kmまで
・2万kmまで
・3万kmまで
・3万km以上
上記の基準を参考にして、高く買い取ってもらうためにはできるだけ走行距離を抑えましょう。
ヤマハ マジェスティを高く売るための注意点
ヤマハ マジェスティを査定に出す際、少しでも高く売るために以下の点に注意しましょう。
できるだけきれいに洗車する
査定前にきれいに洗車しておくと、バイクを高く買い取ってもらえる可能性が高まります。なぜなら、バイクがきれいだと日頃から丁寧に扱ってきたとのアピールになり、査定士の印象をアップさせられるからです。
逆に泥やホコリだらけのバイクだとメンテナンスをされていないだろうから、故障するかもしれないと悪い印象を与えかねません。その結果、査定額を下げられてしまう可能性があります。
特にマジェスティのような中身が覆われているバイクは、外観のきれいさが重要な査定ポイントとして見られます。そのため、できるだけきれいに洗車してから査定に出しましょう。
ただし、傷や凹みなどは、買取価格より修理代のほうが高額になる恐れもあるほか、下手に自分で直すと査定金額が下がりかねないので、そのままにしておいてください。
カスタムバイクは純正パーツも一緒に査定に出す
もし、バイクをカスタムしていたとしたら、純正パーツも一緒に査定に出しましょう。
一般的に、カスタムされたバイクは買取業者に敬遠され、ノーマルバイクより買取価格が低くなる傾向にあります。なぜなら、バイクの購入者は自分好みにカスタムしたいと考える人が多く、購入時点ではノーマルバイクが好まれるからです。
そのため、バイクをカスタムする場合、純正パーツを保管しておくことが重要です。カスタムバイクを売る際に純正パーツを一緒に査定に出すと、査定が減額される可能性は低くなるでしょう。
複数の買取業者で査定してもらう
バイクを高く買い取ってもらうには、単独ではなく複数の業者で査定してもらいましょう。なぜなら、バイクの買取価格は査定士により判断が異なるため、金額に差が出やすいからです。
複数の業者に査定を出し、高値を付けてくれる業者に買い取ってもらうことが愛車を高く売るポイントです。
また、一社だけで決めてしまうと、その業者が相場より大幅に低く査定していても気付けません。妥当な価格で査定されているか知るためにも複数の業者から見積をとりましょう。