ヤマハドラッグスター1100クラシックの特長と買取相場の傾向
ヤマハドラッグスター1100クラシックは、ヤマハドラッグスター400の上位モデルであるヤマハドラッグスター1100の派生モデルとして2000年に登場しました。
フロントタイヤは130/90-16と太く、前後のフェンダーもダイナミックな仕様となっています。また、リアシートやウィンカーなど細部にこだわり、クラシックなイメージが強調されたパーツが採用された点も特長です。
2002年に実施されたカラーチェンジを皮切りに、複数回のマイナーチェンジを実施。2008年に実施されたカラーチェンジが最終仕様となりました。
ヤマハドラッグスター1100クラッシックの平均買取相場は、2024年9月20日時点で22.4〜62.5万円です。なお、買取価格はバイクの状態や走行距離、条件によって変動する可能性があるため、事前に査定を受けましょう。
ヤマハドラッグスター1100クラシックを高く買い取ってもらうためのポイント
ヤマハドラッグスター1100クラシックを高く売却するには、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。ここでは、それぞれのポイントを解説します。
ポイント1:年式・モデル
ヤマハドラッグスター1100クラシックの初代モデルは、ヤマハドラッグスター1100が持つ基本的な性能を保ちつつ、各パーツにクラシカルなカラーを採用したモデルです。
2003年モデルには騒音規制に対応したマフラーを搭載し、2005年には外装のクロームメッキパーツを追加するといったマイナーチェンジを行ないました。
また、2006年にはヤマハドラッグスター400のリリースから10周年を記念したドラッグスター1100 10thアニバーサリースペシャルエディションが登場。2008年モデルで生産を終了しています。比較的購入しやすい価格帯とどっしりとした風格が評価され、401cc以上のアメリカンモデルにおいて高い人気を誇りました。
こうした年式ごとの性能やカラーがメンテナンスによって維持されているかどうかも、高価買取のポイントになるでしょう。
ポイント2:走行距離
バイクの買取価格には、走行距離が大きく影響します。例えば、走行距離5,000km未満の車体であれば、比較的高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
一方で、走行距離が5万kmを超える車体は、各パーツが劣化している可能性が高く、丁寧なメンテナンスが不可欠です。その分、費用もかかるため、買取価格と差し引くとマイナスになるケースも少なくありません。
ただし、人気の車種であれば、走行距離が長くても車体の状態次第で高値がつくこともあります。
ポイント3:ボディカラー
初代ヤマハドラッグスター1100クラシックは、「スパークルマルーン」「ニューパールホワイト」「ヤマハブラック」の3色展開でした。
2002年にはカラーチェンジが行なわれ、「ライトイエローイッシュグレイメタリック9」が新色として加えられました。以降、2004年や2006年、2007年、2008年にも新色を追加。ヤマハドラッグスター400のリリースから10周年を迎えた記念に登場したモデルには、「ヤマハブラック×ニューホワイト」が採用されました。
中古車市場では一般的にブラック系の人気が高い傾向にありますが、高価買取を狙うならボディカラーだけでなく、メンテナンスをしっかり行ない良い状態で売却することが大切です。
ポイント4:状態
バイクの買取価格に影響するポイントの一つが、車体の状態です。例えば、傷やサビ、日焼けなどで劣化した車体は、減額される可能性が高いでしょう。
ヤマハドラッグスター1100クラシックも例外ではありません。特に、年式が古い初期モデルを長らく放置していた場合は、傷みが進んでいる恐れがあります。買取に出す前に、車体の状態を確認することが大切です。
ポイント5:売却するタイミング
バイクを高く売るなら、タイミングにも留意することが大切です。
特に、新生活がスタートする3〜4月は、バイクの購入を検討する人が増えます。また、ボーナス時期と長期休暇が重なる夏も、高価買取が期待できる時期です。
加えて、天候も押さえておきたいポイントです。梅雨や台風シーズンなど、天候が不安定になる時期は、バイクを手放す人が減ります。その結果、バイク専門店の在庫も少なくなり、買取価格を上げてでも在庫確保を検討する買取業者が増えます。
ヤマハドラッグスター1100クラシックの売却を予定している方は、こうしたタイミングを逃さないように気を付けましょう。
ヤマハドラッグスター1100クラシックの買取価格を上げるための必須事項
ヤマハドラッグスター1100クラシックを売却するにあたって、買取価格を上げるためには以下の項目を満たすことが大切です。ここでは、3つのポイントを解説します。
洗車をしてから査定を受ける
車体に傷みがなくても、汚れたまま査定を受けると印象が悪くなります。
買取価格を上げるためにも、洗車をしてからバイク専門店に持ち込みましょう。きれいにメンテナンスされた車体は大事に乗っていたことが伝わり、買取金額が上がる可能性があります。
ただし、サビや傷などを無理に直そうとする必要はありません。自分で修理すると、さらに状態が悪くなる恐れがあります。難しい場合は、専門業者に依頼したほうが賢明です。
エンジンの状態を確認する
エンジンが稼動するかどうかも、買取価格に影響するポイントです。特に、長らく乗車していなかった場合は、エンジンがかかりにくくなっている可能性が高いため注意しましょう。
エンジンがかかったとしても、すぐに停止したり異音がしたりする場合も要注意です。エンジンの状態が気になるときは、修理の見積もりを取り、買取相場から差し引いてもプラスになるようであれば修理に出してから査定を受けるとよいでしょう。
純正パーツを用意する
一般的に、カスタマイズされたバイクは減額される傾向があります。そのため、査定を受ける際は純正パーツを戻しておくことが大切です。
元に戻せない場合は、バイクと一緒に純正パーツを持ち込む方法もでもよいでしょう。パーツ単品で買取してもらえるケースもあるので、まとめて売ったほうがお得です。
将来的に、バイクの売却を検討している方は、純正パーツを捨てずに保管しておくことをおすすめします。