「ホンダ ダックス125」の特長と買取相場の傾向
「ホンダ ダックス125」は125ccのレジャーバイクで、1969年に初めて登場した「ホンダ・ダックス」の名を27年ぶりに受け継いだ、復刻モデルです。ダックス125の最大の特徴は、レトロなデザインと現代的な技術を融合させた点です。独特のスタイリングと使いやすさにも定評があり、幅広いライダー層に人気があります。
ダックス125でまず目を引くのが、その独特なデザインです。ボディサイズはオリジナルのダックスよりは大きいとはいえ、全体的には小柄をキープ。プレス鋼板フレームをベースとした胴長のデザインは、まさにモデルとなった小型犬のダックスフントを彷彿とさせます。
胴長のデザインはシートの安定感に直結するため、一人乗りはもちろんのこと、タンデムでも安定した走行が可能です。シート自体に厚みがあり、ホイールベースが前後12インチある点も安定走行につながっている要素です。
駆動系では、ロングストローク設定の新世代125cc空冷単気筒エンジンを採用。スムーズな加速を実現し、粘り強いライディングが可能なので、街乗りからツーリングまで用途を選びません。また、クラッチはスーパーカブと同じく自動遠心クラッチなので、クラッチレバーはなく、AT限定免許でも運転できます。
ダックス125のメーカー希望小売価格は45万1,000円(税込)です。中古相場は30~70万程度ですが、年式・状態などで大きく変動します。
「ホンダ ダックス125」を高く買い取ってもらうためのポイント
ダックス125を高く買い取ってもらうためには、以下のポイントに注目しましょう。
ここでは、上記のポイントについて解説します。
ポイント1:グレード・年式
ダックス125の初代が発売されたのは2022年です。そのため、2024年現在では古いといえる年式のものがまだなく、中古市場でも高値で販売されています。
一般的に中古市場では、古い年式ほど買取価格が低くなる傾向があります。しかし、ダックス125の場合はまだ年式が浅いものが大半のため、年式による買取価格の差はほぼないといってもよいでしょう。
ポイント2:走行距離
走行距離は、査定価格を決める重要な指標の一つです。中古市場では、多くの場合走行距離が少ない車体が高値で取引される傾向が強く、ダックス125も例外ではありません。ダックス125の場合、一番古い年式でも2022年発売と約2年しか経っていない分、走行距離が多いと余計に車体や内部パーツなどが消耗していると判断されやすいでしょう。
ポイント3:ボディカラー
ダックス125でこれまでに設定されたボディカラーは、以下のとおりです。
- パールネビュラレッド
- パールカデットグレー
- パールグリッターリングブルー
- パールシャイニングブラック
上記のうち、パールネビュラレッドは2024年現在では新モデルには設定されていません。そのため、今後の販売内容によってはレッドが希少色となり、中古市場に流通する台数が減少することで価格が上昇する可能性はあるでしょう。
「ホンダ ダックス125」を高く買い取ってもらうための注意点
ダックス125を高値で買い取ってもらうためには、以下4点に注意しましょう。
- バイクの状態を良好に保つ
- メンテナンス記録を残す
- 売却時期を考慮する
- カスタムしている車体はノーマルに戻す
それぞれ解説します。
バイクの状態を良好に保つ
バイクの状態は、査定額に大きく影響します。査定前にセルフチェックすべき項目は以下の通りです。
- エンジンの調子
- サスペンションの状態
- ブレーキディスク・タイヤの摩耗具合
- 外装の傷・汚れ など
上記の項目について可能な範囲で修理・交換などを行なっておくと、買取金額が上がる可能性があります。また、査定前に車体の汚れを取り除くために、洗車やクリーニングをしておくとよいでしょう。
メンテナンス記録を残す
ダックス125は小型二輪であるため、法定車検を受ける必要はありませんが、自主的に受けたメンテナンスの記録は残しておくことをおすすめします。各種書類とともにメンテナンス記録を提出できれば、信頼感も高まり高額買取が期待できます。
売却時期を考慮する
中古バイクの買取価格は、季節によって変動します。春や秋のバイクシーズンには需要が高まるため買取価格が上昇する一方、シーズンではなくなる冬季は買取価格が低下する傾向にあります。売却を検討する際は、需要が高まる時期を狙うのがよいでしょう。
カスタムしている車体の市場価値を事前に確認する
現在ダックス125に取り付けられるカスタムパーツが多数販売されており、思い思いにカスタムして楽しむライダーも多いでしょう。カスタム車両は、高額パーツを使用している場合や、人気のカスタム内容の場合は、高値で買い取りしてもらえる可能性があります。一方で、カスタムが原因で査定額が下がるケースもあります。
カスタム内容が買取価格にどのような影響を与えるかを事前に確認し、場合によってはノーマルに戻すことも視野に入れておきましょう。