ホンダ レブル250 S Editionの特長と買取相場の傾向
ホンダ レブル250がベースのホンダ レブル250 S Editionはシート高690mmと足つき性抜群のうえに、ほかのバイクとの違いがわかりやすいデザインで高い人気を持つバイクです。
買取価格の相場は平均値で13.3万円~44万円(2024年8月9日時点)で、買取金額は型式や走行距離に加え、車両の状態によって変化します。
一度はオーナーとなったバイクであれば、手放すときは可能な限り良い条件でお別れしたいものです。そこで、ホンダ レブル250 S Editionを希望に近い価格で売却するためのポイントを確認していきます。
また、将来的な売却に備えて「バイクオーナーとして今やっておいたほうが良いこと」もお伝えします。ぜひご一読ください。
ホンダ レブル250 S Editionを高く買い取ってもらうためのポイント
バイクを希望に沿う価格で売るためには、査定で何がポイントになるのか把握しておくことが重要です。メインとなるポイントは「グレード」「年式」「走行距離」「外観」。ホンダ レブル250 S Editionの査定ポイントに関して解説していきます。
ポイント1:グレード
ホンダ レブル250 S Editionのメーカー希望小売価格は税込64万9,000円です。ベース車体であるホンダ レブル250のメーカー希望小売価格が税込61万500円なので、それより高めの価格設定となっています。
一般に、中古バイクの査定は新車での希望小売価格(売値)に対して何割、という形で行なわれます。したがって、もともとの売値が高ければ買取価格も高めになる傾向です。ホンダ レブル250 S Editionとホンダ レブル250とでは売値が異なるため、所有するバイクがどちらのモデルかでベースとなる買取価格も違ってきます。所有車体のモデルを確認しておきましょう。
ポイント2:年式
2020年3月に日本国内向けホンダ レブル250のマイナーチェンジに合わせて登場したのがホンダ レブル250 S Edition。その後、2022年式としてカラーチェンジ、さらには2023年式としてマイナーチェンジが行なわれました。2022年12月には、令和2年排出ガス規制をクリアしています。
ホンダ レブル250 S Editionは販売期間が短いモデルながらも、年式で排出ガス規制対応の有無が異なり、査定評価も変化します。また、一般的に年式が新しいほうが買取価格は高くなりがちです。手元のバイクは何年発売モデルか確認しておきましょう。
ポイント3:走行距離
基本的にバイクは走行距離が増えるほど買取額は下がります。年式と走行距離が同じというケースではメンテナンス状態やカラーなどが価格の変動に影響します。
ホンダ レブル250 S Editionの場合、走行距離ごとの減額は5,000km走ると1万1,000円、1万km走ると2万2,000円、2万km走ると3万4,000円ほどです。
ポイント4:外観
ホンダ レブル250 S Editionには、スタンダードモデルであるホンダ レブル250をベースに以下の純正オプションパーツが標準装備されており、これによりベース車体と外観の印象がかなり異なります。
- ヘッドライトカウル
ヘッドライトカウルの装着によってメーターの視認性も向上しています。 - フォークカバーとフォークブーツ
フォークブーツは飛び石から車体を守り、サビ・汚れを抑えるなどのメリットもあります。 - シート
シートはダイヤカットで、ホンダ レブル250のシートより高級感があります。
上記はホンダ レブル250とホンダ レブル250 S Editionとの相違点。査定額をアップするためには、後述するとおりオリジナルの状態が維持されていることが大切です。
ホンダ レブル250 S Editionの査定価格を高くするためには?
前項の査定のポイント以外でも、所有者として押さえておきたい「査定を良くするコツ」はあります。好条件でホンダ レブル250 S Editionを査定してもらうためにも知っておきましょう。
査定前に自分で修理しない
プロが査定すればDIY塗装は簡単に見抜かれてしまい、減点対象になります。傷・凹みなどがあっても、基本的にはそのままの状態で査定に出したほうが時間やお金のロスになりません。
純正パーツに戻しておくか純正パーツも査定に出す
カスタムパーツはバイクの楽しさの一つで、オーナーは個性が主張できます。ただし査定の際はほとんどの場合マイナスに働きます。好みは人それぞれなので査定前に純正パーツに戻しておくのがよいでしょう。
とりわけ、ホンダ レブル250 S Editionは「足つき性の良さ」が人気理由の一つということもあり、バイク初心者に人気のモデルです。初心者にはカスタマイズ前の状態のほうが売れやすいでしょう。
カスタマイズの際に、純正品は保管しておくことが大事です。自分で純正パーツに戻せなくても問題ありません。純正パーツを本体と一緒に査定してもらえば減点査定を避けることが可能です。
査定に出す前の丁寧な洗車で心象アップ
査定前に丁寧に洗車をしておくと、査定する側が「メンテナンスがしっかりされていたバイク」「丁寧なオーナー」という印象を持つ可能性が高まります。
所有者のイメージが良くなれば、査定全体にプラスの影響が期待できるでしょう。逆に洗車をしないまま査定に出してしまうと、本体の劣化・傷・凹みなどに関して判別しにくく本来以下の査定になってしまうリスクがあります。
丁寧に洗車した状態のバイクで査定してもらったほうが、適切な査定に結び付きやすくなるため、おすすめです。