ホンダ CB125Rは、ホンダが製造・販売する125ccのカフェレーサーテイストのネイキッドモデルです。スポーティなデザインと高いパフォーマンスを兼ね備えているため、街乗りからツーリングまであらゆるライダーの要望に応えられる一台となりました。125ccとは思えないほどのパワフルな走行性能で、多くのライダーの支持を集めています。
CB125Rで特徴的なのが、ネオクラシックなデザインです。シンプルでありながらモダンなデザインが施され、丸型LEDヘッドライトやシャープなデザインのタンクが、洗練された都会的な雰囲気を醸し出しています。
駆動系では、2021年モデルから水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載し、環境に配慮しつつも力強い加速を実現。当初搭載されていた水冷単気筒OHCエンジンに比べると、最高出力が9.8kWから11kWに増加し、バルブ数が増えてトルクアップ効果が得られています。
現行のCB125Rのメーカー希望小売価格は528,000円(税込)です。CB125Rの買取価格相場は4.4万円~27.6万円(2024年8月9日時点)程度ですが、年式・状態・走行距離などで大きく変動します。
ホンダCB125Rを高く買い取ってもらうためのポイント
CB125Rを高く買い取ってもらうためには、以下のポイントに注目しましょう。
ここでは、上記のポイントについて解説します。
ポイント1:グレード・年式
CB125Rは2018年に初代モデルが発売されたバイクです。それ以降、2021年にマイナーチェンジによる刷新が行なわれ、2024年最新モデルでも若干の変更が加えられました。これまでの変更点は以下のとおりです。
2021年モデル | ・水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンに変更 ・フロントの倒立フォークには、ショーワ製のビッグピストンタイプを採用 |
2024年モデル | ・5インチサイズのカラー液晶メーターを採用 ・欧州規制のユーロ5+(プラス)に準拠 |
2021年モデル
・水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンに変更
・フロントの倒立フォークには、ショーワ製のビッグピストンタイプを採用
2024年モデル
・5インチサイズのカラー液晶メーターを採用
・欧州規制のユーロ5+(プラス)に準拠
CB125Rの場合、後期モデルになるにつれて性能が上がり、規制にも準拠しているため、買取価格が高い傾向が見られます。
ポイント2:走行距離
走行距離は、査定額に大きな影響を与える重要な要素の一つです。走行距離が長いバイクは、エンジンやサスペンション、ブレーキなどの主要部品がそれだけ多く使用されている証拠とされます。そのため、バイクの寿命に直結する主要部品が摩耗していると判断され、買取価格が低くなる傾向があるのです。
一方で、基本的に走行距離が短い車体は高値が付きやすい傾向にあります。しかし、年式に対して走行距離が極端に短いと、定期的に使用されていなかったことによるエンジンやバッテリーなどの劣化が懸念されることもあります。
日本で発売されたCB125Rの場合、一番古い年式で2018年発売です。そのため、中古市場では年式が古いほど走行距離がかさんでいる車体が多くなっています。ただ、走行距離が長くても状態が良い車体はあまり値崩れしていないのも特徴的です。
CB125Rを高値で売却したい場合は、走行距離と年式のバランスを意識し、車体の状態を良好に保つように心がけましょう。
ポイント3:ボディカラー
CB125Rでこれまでに設定されたボディカラーは以下のとおりです。
- パールメタロイドホワイト
- キャンディークロモスフィアレッド
- ブラック
- パールスモーキーグレー
- マットガンパウダーブラックメタリック
- キャンディーカリビアンブルーシー
CB125Rは、モデルチェンジのたびに新色が登場しつつ、既存のカラーが廃止になっているバイクです。そのため、今後人気色だったカラーが廃止になった場合は、中古市場で値上がりする可能性があり、連動して買取価格も上昇するでしょう。モデルチェンジが発表されるたびに、カラーラインナップも確認しておくのがおすすめです。
ポイント4:売却時期
バイクの買取価格は、売却する時期によって大きく変動することがあります。季節でいえば、特に春から夏にかけては、バイクに乗るのに適した季節であり、多くのライダーが新たなバイクの購入を検討する時期です。
そのため、中古バイク市場も売買が活発になり、買取価格が高くなる傾向があります。特に3月から5月ごろは、多くの人が新生活を始めたり、長期休暇中のツーリングに向けて準備をしたりする時期です。こうした要因によりバイクの需要がピークに達することが多いため、売却には非常に適しています。
また、新型モデルの発表や発売時期も、買取価格に影響を与える要因の一つです。新しいモデルが発表されると、それまでのモデルが「旧型」と見なされ、市場価値が下がる傾向があります。
特に人気モデルやフルモデルチェンジが予想されるバイクの場合、旧型が市場に大量に出回る前に売却することで、比較的高い価格で売却できる可能性が高くなります。
CB125Rは、およそ3年ごとに新型モデルが発表・発売されているため、その時期を予測し売却の準備をするのも一つの方法といえるでしょう。