ホンダ・ダンクの特長と買取相場の動向
ホンダ・ダンクは「気軽に上質な移動を楽しんでもらいたい」という想いを込めて、2014年2月20日に発売されました。開発コンセプトは「プレミアムスニーカー」。若者を含む幅広い世代の人々の日常を支え、楽しみを広げる新しいスタンダードスクーターとして位置付けられています。
デザインは、若者の感性に響くシンプルで洗練されたラインを採用。大胆なボディサイドのモールが、上質さと個性を引き立てています。ロングシートやフラットで広々としたフロアは、リラックスしたライディングポジションを実現しています。
また、新しいスタンダードスクーターにふさわしい高性能かつ環境に優れたエンジンとして、低フリクション技術を幅広く取り入れた新開発のeSPエンジンを50ccクラスに初めて搭載しました。「トゥデイ」の空冷4ストローク50ccエンジンと比べて、11%の軽量化を実現。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)とアイドリングストップシステムを採用し、力強い出力とともに、30km/h定地走行テストで75.3km/L、WMTCモードでは56.4km/Lという優れた燃費性能を両立しています。
ホンダ・ダンクの新車価格は20万8,950円(税込み)。中古車の平均買取価格は1.4万円~12.2万円(2024年9月20日時点)となっています。
ホンダ・ダンクを高く買い取ってもらうためのポイント
愛車を少しでも高く売るためには、査定時にチェックされるポイントを知っておくことが重要です。ここでは、ホンダ・ダンクをより高価買取してもらうためのポイントを紹介します。
ポイント1:グレード
ホンダ・ダンクのグレードは「Dunk」の1種類のみですが、2018年モデルから平成28年排出ガス規制に適合した仕様が販売されています。そのため、排出ガス規制に適合しているかどうかが買取価格に影響する可能性が考えられます。
ポイント2:年式・型式
基本的にカラーチェンジのみが行なわれており、2014年式および2016年式はそれぞれ「JBH-AF74」「BH-AF78」の型式が販売されていました。
一方、2018年式、2019年式、2022年式は、平成28年排出ガス規制に適合した新型式「2BH-AF78」として販売されています。2022年モデルからは、シートカラーがブラックに統一されました。一般的には年式が新しいほど買取価格が高くなる傾向があります。
ポイント3:走行距離
一般的に、バイクは走行距離が長ければ長いほど、買取価格は低くなります。その基準となるのは5,000km、3万km、5万km、10万kmです。
5,000km以内であれば比較的高値で買い取ってもらえますが、3万kmを超えると買取価格に多少の影響が出始めます。5万kmを超えるとかなり大きな影響があり、10万kmを超えると、ほとんど買取価格は付かない場合もあります。
また、バイクの場合は、排気量によっても走行距離の基準が異なるのが特長です。50ccでは1万km、125cc以下では1万5,000km、250ccクラスで2万km、400ccクラス以上では3万kmが目安です。ダンクの排気量は50ccなので、1万kmを超える前に査定に出せば買取価格への影響を抑えられる可能性があります。
ポイント4:ボディカラー
ホンダ・ダンクは、2014年に新登場した際は「マットアーマードグリーンメタリック」と「パールジャスミンホワイト」の2色展開でした。しかし、2016年のカラーチェンジで「キャンディーブレイズオレンジ」「アトモスフィアブルーメタリック」「マットギャラクシーブラックメタリック」の3色が追加されました。
2018年には「マットガンパウダーブラックメタリック」「マットビュレットシルバー」「パールジャスミンホワイト」「キャンディーブレイズオレンジ」「アトモスフィアブルーメタリック」の5色に変更されます。そして2019年には新色として「マットアルタイルシルバーメタリック」「イオンブルーメタリック」が加わります。
また、2022年には、「マットジーンズブルーメタリック」「パールディープマッドグレー」「マットバリスティックブラックメタリック」の3色が新たに登場しました。
買取価格に関しては、特に高級感があり落ち着いた色調のマッド系やグレー、ガンメタリックなどが高く売れやすいとされています。