ホンダCRF250Lの特長と買取相場の傾向
ホンダCRF250Lは市街地も未舗装路も走れるオン・オフロードバイクとして2012年に発売されました。排気量は249ccで、水冷4ストロークDOHC単気筒のエンジンを搭載しています。2012年の発売以降、2017年のマイナーチェンジや2021年のフルモデルチェンジを経て性能を向上させてきました。
ホンダCRF250Lは重量が140kgと軽量で、タンクもスリム化されており軽快な操縦性が特長です。シート高が830mmに抑えられており足付きのよさ配慮する一方、未舗装路での走行も想定して自由度が高い乗車姿勢を実現しています。
ホンダCRF250Lの買取相場は11.3万円〜 42.9万円(2024年8月25日現在)です。ただし、車体の状態や走行距離、年式などの条件によって実際の査定価格は大きく変動します。
ホンダ CRF250Lを高く買い取ってもらうためのポイント
バイクの査定価格はグレードや年式、車体の状態、走行距離など複数のポイントによって決まります。ここでは、ホンダCRF250Lの売却におけるポイントを解説します。
ポイント1:グレード
ホンダCRF250Lには以下のようなグレードがあります。
- CRF250L
- CRF250L<S>
- CRF250L Type LD(現在は新車の販売なし)
2021年にフルモデルチェンジしたホンダCRF250LとCRF250L Type LDのシート高は同じ830mmです。一方、CRF250L<S>は880mmとCRF250Lよりも5cmシート高が高く、サスペンションストロークも長くなっています。足つき性や乗り心地が異なり、それぞれの機能や車種の需要によって査定価格も異なります。
ポイント2:年式
一般的には、年式の新しいバイクの方が高値で買い取ってもらえる傾向にあります。新しい年式では機能性が向上しており、車体の状態が良い可能性があるためです。
特に2021年にはフルモデルチェンジしており、LEDヘッドライトの採用や、車体の軽量化などが行なわれています。さらに、2023年のモデルチェンジでは令和2年排出ガス規制に適合している点もプラスの要素となります。
ただし、車両の状態や走行距離などとのバランスも大切です。年式が新しくても状態が悪い場合は査定価格も下がる可能性があります。
ポイント3:走行距離
基本的には走行距離が短い方が買取価格は高くなる傾向にあります。走行距離が多いほどエンジンや車体の劣化が進んでいる可能性が高いためです。車体の状態や車種によっても異なるため一概にはいえませんが、例えばホンダCRF250Lの場合、5万km以上のものと5,000km以下のものとでは、平均取引額は20万円以上の差がつくこともあります。
ただし、走行距離が短いからといって必ずしも高くなるとは限りません。例えば、長い間乗っていない場合はバッテリーやエンジンの故障で動かなくなってしまうこともあり、これもまた査定の評価を左右します。売却を検討している場合は、定期的にエンジンをかけて良い状態を保つことが大切です。
ポイント4:ボディカラー
ホンダCRF250Lは年代やグレードによって複数のカラーが発売されています。定番カラーは「エクストリームレッド」ですが、そのほかにも以下のようなカラーが展開されていました。
- ロスホワイト:CRF250L(2012年発売)
- ブラック:CRF250L(2015年・2019年発売)、CRF250L Type LD(2019年発売)
- スウィフトグレー:CRF250L(2023年発売)
人気のカラーは高値で買い取ってもらえる可能性が高いため、ボディカラーは重要な要素といえます。
ホンダCRF250Lを高く買い取ってもらうための注意点
バイクを高値で買い取ってもらうためには、車体の年式やグレードなどのほかにも注意しておきたいポイントがあります。以下のポイントを査定前に確認しておきましょう。
査定前に洗車する
バイクの査定前には、車体を洗車しておきましょう。キレイな状態のバイクは傷や凹みなどがないか正しく認識できるため、適正価格で査定してもらえる可能性が上がります。未舗装の林道などを走行することのあるオフロード適用のバイクでは、車体などに泥や砂が付着していることもあります。バイク専用の洗剤を使い、可能であればコーティング剤やワックスがけをしておくのもおすすめです。
日常的にメンテナンスする
バイクの査定価格は、車体の状態やダメージによっても大きく異なります。車体やエンジンに傷や故障などがあると買取価格は下がってしまいますが、売却前に修理に出しても買取価格がその修理費を下回る可能性もあります。
そのため、日頃のメンテナンスや手入れを怠らず、良い状態を保つことが大切です。
純正パーツも一緒に査定してもらう
自分好みにカスタムするのは、バイクの楽しみ方の一つです。しかし、カスタムは好みが別れるため、ノーマル仕様の方が高値で査定される傾向にあります。カスタムの際には純正パーツを保管しておき、査定の際には純正パーツも一緒に査定に出すようにしましょう。
ただし、純正パーツがない場合でも査定価格が下がるとは限りません。人気のパーツがついている場合には査定価格が上がる可能性もあります。パーツを保管したうえで査定士と相談することも有効です。