ホンダDio110の特長と買取相場の傾向
ホンダDio110は、2011年6月に登場した原付二種スクーターです。スタイリッシュなデザインと優れた実用性を兼ね備えており、さまざまな年齢層から支持されています。
デビューモデルのJF31型は、コンパクトなボディながらもSOHC空冷4ストロークエンジンを搭載し、最高出力は8,250回転8.4馬力というスペックでした。
足回りには、14インチホイールが採用されており、制動力を高めたコンビブレーキシステムも搭載されています。また、フロントグリルにウィンカーを内蔵したことにより視認性も高く、高い安全性を誇ります。
2015年には、JF58型にフルモデルチェンジが行なわれ、環境型エンジン「eSP」を搭載し、燃費性能が向上しました。2021年には、スマートキーや軽量化が施されたJK03型が登場しています。
ホンダDio110の買取相場は、~15.2万円(2024年8月30日時点)です。ただし、実際の買取価格は年式や状態などによって異なります。
ホンダDio110を高く買い取ってもらうためのポイント
ホンダDio110をより高く売却するためにも、以下の7つのポイントを押さえましょう。
ポイント1:型式・年式
ホンダDio110は、2011年に初代モデルJF31型が登場し、2015年には環境型エンジン「eSP」や、アイドリングストップ機能を搭載したJF58型が登場しました。2021年には、スマートキーや軽量化が施されたJK03型が発売されるなど進化を続けています。
型式別の買取額の平均は、2021年以降のJK03型が約15万円、2015年~2019年式のJF58型が約10万円、初代のJF31型が約7万円(2024年9月13日時点)です。これからもわかるように、新しいモデルのほうがより高い買取価格がつく傾向にあります。
ポイント2:走行距離
中古車バイクは、走行距離が短いほど高値がつきやすい傾向にあります。
ただし、年式と走行距離のバランスも重要です。例えば、年式が古くても走行距離が極端に短い場合、定期的にエンジンをかけていないと判断され、買取価格が下がるおそれがあるため注意しましょう。
反対に、走行距離が長くても、適切にメンテナンスを行なっていれば、過走行による減額を抑えることが可能です。
なお、メーターに故障や不具合があると走行距離が不明になり、減額の対象となるため、早めに修理や交換を行ないましょう。
ポイント3:状態
ホンダDio110を高価買取してもらうためには、バイクの状態を良好に保つことが重要です。査定前に外観をきれいにしておくだけでも好印象を与えられ、買取額アップにつながります。
特に、エンジンの状態は査定に大きく影響するため、できるだけエンジンがかかる状態にしておきましょう。長期間動かしていないバイクでも、バッテリーを交換すればエンジンがかかる場合があります。
また、故障して動かなくなってしまったバイクでも、パーツとしての価値や再生資源としての価値があるため、諦めずに査定に出してみるのがおすすめです。
ポイント4:売却時期
バイクの買取相場は、市場の需要と供給に応じて変動するため、タイミングを見極めて売却しましょう。
特に、3月~5月は引越しや新生活の準備でバイクの需要が増え、買取相場が上がる傾向にあります。ただし、3月に入ると査定の予約が集中するため、2月後半までに買取業者に連絡しておくのがおすすめです。
一方、11月~1月はバイクの需要が減少し、買取相場が下がる傾向にあるため、バイクは春先や夏前のタイミングで売却するのがおすすめです。
ポイント5:カラー
バイクの買取では、ボディカラーが査定額に影響する場合があります。
ホンダDio110は年式ごとにカラーバリエーションが異なり、2011年モデルでは、キャンディーアルジャブルーやパールプロキオンブラックなど全5色が展開されました。
また、2013年モデルでは新色のコスミックシルバーメタリックが追加され、2015年モデルでは、エグザルテッドブルーメタリックやパールジャスミンホワイトが登場しました。
近年のモデルでは、ツートーンカラーのシートやマットカラーが取り入れられています。
ホンダDio110は、さまざまなカラーバリエーションが展開されていますが、カラーによる買取額の差はそこまで大きくありません。
ポイント6:修復歴の有無
バイクの修復歴とは、メインフレームやハンドルストッパー、シートレールの修理・交換が行なわれた履歴のことを指します。
バイクの基幹部品は安全性や走行性能に直接影響するため、査定の際には厳しくチェックされます。バイクを売却する際は、修復歴の有無を正確に把握し、正直に伝えることが重要です。
なお、タイヤの交換やエンジンの換装などは修復歴に含まれません。
ポイント7:純正オプションの有無
ホンダDio110を売却する際は、純正オプションがあるとプラス査定につながります。ウインドシールドやグリップヒーター、トップボックス、盗難防止システムなどの純正オプションを装備している場合は、査定額アップが期待できるでしょう。