ホンダ リード125の特長と買取相場の傾向
ホンダ リード125は、110ccのリードEXをフルモデルチェンジする形で、2013年に発売された小型スクーターです。1982年に発売された、当時2ストロークエンジンを積んでいたスクーターと同名でもあります。おもに通勤・通学の足として、日常使いのシチュエーションで人気を集めている一台です。
リード125の快適さを生み出す性能・装備のなかで、目を引くのが足もとの広さです。ステップスルーで乗れるように設計されており、乗り降りへの負担が少ないのが特長。さらに、足もとに荷物も置きやすいため、荷物が多いときでも移動がしやすく、日常のさまざまなシーンで便利です。
走行性能にも優れており、eSP+エンジンを搭載することで、WMTCモードでの燃費は1L当たり49kmを実現。燃費の良さの面からも日常使いに最適なスクーターとして支持を集めているのがうかがえます。
リード125は、2度の排ガス規制にも適合し、2024年現在も新車が販売されています。新車のメーカー希望小売価格は32万4,500円~33万円(税込)です。一方で、中古車の買取価格は3.5万円~20万円となっています(2024年8月30日現在)。
ホンダ リード125を高く買い取ってもらうためのポイント
ホンダ リード125を少しでも高く買い取ってもらうためには、以下のポイントに注目しましょう。
・年式
・グレード
・ボディカラー
・修復歴の有無
ここでは、上記のポイントを解説します。
年式
バイクの年式は、買取価格を決める要素の一つとして重視されています。一般的に、年式が新しいほど、以下の理由から買取価格が高くなる傾向があります。
・消耗が少ない
・走行距離が短い
・最新の技術・装備が搭載されている など
ただし、年式が新しいだけで買取価格が必ずしも高くなるとは限りません。年式に対して走行距離が極端に長かったり、外装に傷やサビが目立ったりする場合は、むしろ買取価格は下がる可能性が高くなります。買取価格は、さまざまな要素を考慮して決まるため、日常からのメンテナンスが大切です。
グレード
バイクのグレードも買取価格を決める要因として挙げられます。特に、台数限定・特別仕様など、通常販売されているグレードとは異なるモデルは希少価値が高まり、買取価格が上がる傾向があります。リード125では、これまでに以下の通常と異なるグレードのモデルが販売されました。
・ホンダ リード 125 SPECIAL:2018年に期間限定で発売
・ホンダ リード 125:2020年に期間限定で発売
上記の2モデルは希少性が高く、買取市場での需要も高いと考えられます。また、状態が良い・未使用であるなどの付加価値が付けば、その分買取価格の上昇につながるでしょう。
ボディカラー
バイクには多様なボディカラーが設定されており、単色や複数色が設定される車種もあるため、カラーバリエーションの幅は広いといえます。リード125で設定されているカラーは以下のとおりです(一部抜粋)。
・マホガニーブラウンメタリック
・アルテミスシルバーメタリック
・パールジャスミンホワイト
・ポセイドンブラックメタリック
・エグザルテッドブルーメタリック
・キャンディノーブルレッド
・キャンディラスターレッド(ツートーン)
・エグザルテッドブルーメタリック(ツートーン)
・ランベントシルバーメタリック
・パールメタロイドホワイト
・クリッパーイエロー(期間限定モデルカラー)
・マットギャラクシーブラックメタリック(期間限定モデルカラー) など
リード125には、単色・複数色双方で多様なボディカラーが設定されており、ユーザーのニーズに応えられるものとなっています。買取市場では、一般的にホワイト・ブラック系が人気です。リード125ではこれらのボディカラーが複数設定されているため、買取市場での需要が高まりやすいでしょう。
修復歴の有無
中古バイクを高値で買い取ってもらうためには、バイクのコンディションが大きなポイントになります。特に「修復歴の有無」は、買取価格に強く影響を与える重要な要素です。修復歴については、一般社団法人自動車公正取引協議会が定める「二輪自動車公正競争規約集」に基づき、以下の部位に修理や交換が行なわれた際に適用されます。
・メインフレーム
・ハンドルストッパー
・シートレール
上記の部品・箇所が修理・交換されたバイクは、買取価格が下がる可能性があります。リード125も例外ではなく、修復歴のあるバイクを査定に出す際には、必要書類と一緒に正確に申告することが求められます。
外装
外装に傷・サビが目立つバイクは、買取価格が下がりやすくなります。小さな傷であればコンパウンドで修正できるケースはありますが、大きな傷や凹みを無理に直そうとすると、かえって状態を悪くしてしまう可能性が捨てきれません。そのため、万が一車体に大きな傷・凹みがある場合は、査定時に正直に伝えるほうが無難です。