ホンダ CB400Super ボルドールの特徴と買取相場の傾向
ホンダ CB400Super ボルドールは、2005年に登場したロードスポーツバイクです。CB400Super Fourをベースに、ハーフカウルを装着することで高速走行時の安定性を高めたモデルであり、ツーリング用途にも適しています。
搭載されているのは、水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒エンジン「HYPER VTEC Ⅲ」。エンジン回転数に応じてバルブ作動数を切り替えることで、低速域では燃費性能を、高回転域では力強い加速を両立しています。普通二輪免許で乗れる400ccクラスのなかでは唯一の直列4気筒エンジン搭載車であり、パワフルかつ滑らかな走行感が魅力です。
CB400Super ボルドールは限定カラーなどの特別仕様車が多く、希少性の高いモデルが豊富にあることでも知られています。2008年以降、Special EditionやE-Packageなどの限定モデルが複数登場したほか、2014年・2019年にはマイナーチェンジが行なわれ、LED灯火類やETC2.0などの装備が追加されました。しかし、2022年には排ガス規制への対応が困難となり、生産終了が発表されました。
2025年9月19日時点でのCB400Super ボルドールの買取相場は、10.4万円〜64.7 万円です。ただし、車体の状態や走行距離、年式などの条件によって査定価格は大きく変動します。
ホンダ CB400Super ボルドールをより高値で売却するための秘訣
CB400Super ボルドールをより高値で売るためには、走行距離や車両状態など、査定に影響する要素を知っておくことが大切です。ここでは、少しでも高く売るためのポイントを紹介します。
ポイント1:走行距離
CB400Super ボルドールの査定額は、走行距離が短いほど高くなる傾向があります。以下は、2025年9月19日時点での走行距離別の買取相場です。
| 走行距離 | 買取相場 |
| ~1,000km | 64.7万円 |
| 1,001km~5,000km | 63.2万円 |
| 5,001km~1万km | 60.4万円 |
| 1万1km~1万5,000km | 57.4万円 |
| 1万5,001km~2万km | 54.3万円 |
| 2万1km~3万km | 49.8万円 |
| 3万1km~4万km | 43.7万円 |
| 4万1km~5万km | 37.6万円 |
| 5万1km~ | 34.5万円 |
走行距離
買取相場
~1,000km
64.7万円
1,001km~5,000km
63.2万円
5,001km~1万km
60.4万円
1万1km~1万5,000km
57.4万円
1万5,001km~2万km
54.3万円
2万1km~3万km
49.8万円
3万1km~4万km
43.7万円
4万1km~5万km
37.6万円
5万1km~
34.5万円
この表からもわかるように、走行距離が1万km増えるごとに査定額が4万円~6万円ほど下がる傾向があります。売却を検討している場合は、走行距離が短い段階で査定に出すことで高値が付きやすくなるでしょう。
ポイント2:バイクの状態
バイクを査定に出すと、車両の状態を多角的にチェックしたうえで評価額が算出されます。おもな査定項目は以下のとおりです。
- エンジン(オイル漏れ・異音の有無など)
- 足回り(フロントフォーク・サスペンションのゆがみや劣化)
- 外装(傷・色あせ・へこみなど)
- 事故歴(修復歴の有無)
- 整備履歴(定期点検・交換部品の記録など)
これらの項目は10段階評価でチェックされることが多く、状態が悪いほど査定額は下がる傾向があります。特にエンジンの不具合や外装の損傷は減額要因となるため、日頃から丁寧なメンテナンスを心がけておくことが大切です。
ポイント3:年式
CB400Super ボルドールは複数回のマイナーチェンジを繰り返しており、モデル年式によって性能や装備が異なります。
例えば、2006年にはイグニッションコイルの大型化によって低回転域でも操作しやすくなりました。また、2007年にはフューエルインジェクションを採用し、スロットル操作が滑らかに進化。2014年にはLEDライトの採用で視認性と省電力性が向上し、2019年にはグリップヒーターやETC2.0などの電子装備を標準化しています。
一般的には、年式が新しいほど査定額が高くなる傾向がありますが、限定仕様車や希少カラーなどは古くても高く売れることがあります。売却前にモデル年式と装備内容を整理しておくと、査定交渉をスムーズに進められるでしょう。
ポイント4:外観・装備
CB400Super ボルドールは、外観のデザインにもこだわりが見られるモデルです。2014年のマイナーチェンジではヘッドライトのLED化とともにハーフカウルの形状が刷新され、よりシャープで洗練された印象に進化しました。
また、希少性の高い限定カラーも複数登場しています。例えば、2011年モデルの「ホンダ CB400 SUPER BOL D'OR Special Edition」は「パールサンビームホワイト」をベースにトリコロールカラーを入れ、500台限定で販売された特別仕様車であり、中古市場でも注目度が高いカラーです。
査定では、外観の傷や色あせ、装備の劣化などが評価に影響します。特に限定カラーや特別仕様車は需要が高いため、状態が良好であれば高価買取につながりやすくなります。売却を検討する際は、所有しているモデルの仕様や市場での需要を確認し、車両のメンテナンスを丁寧に行なっておくことが重要です。
ホンダ CB400Super ボルドールを高く売却するコツとポイント
CB400Super ボルドールは、いくつかのポイントを押さえることで査定額が高くなりやすいモデルです。具体的なコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
走行距離を少なく保つ
バイクの査定では、走行距離が短いほど高値が付きやすいため、走行距離をなるべく少なく保つことが重要です。一般的には3万kmが査定額の分岐点とされており、それ以下であれば大きな減額を避けられる傾向があります。
普段から距離を抑える乗り方を意識し、急加速や長時間の高回転走行を避けることで、エンジンへの負担を軽減できるでしょう。
ただし、年式が古いにもかかわらず走行距離が極端に短い場合は、「長期間動かしていない」と判断されることもあり、評価が低くなるケースもあります。そのため、定期的にエンジンをかけるなど適度な稼働を保ちつつ、早めの売却を検討するのが得策です。
外装・ボディの状態をきれいに保つ
バイクの査定では、外装の傷・サビ・色あせ・汚れなどが細かくチェックされます。査定前には洗車を行ない、ホイールやエンジン周りの汚れも落としておくと、査定士の印象が良くなりやすいでしょう。
目立つ傷やへこみがある場合は、簡易的な補修を行なうことで減額を防げる可能性があります。日常的な清掃を心がけ、冬季などの乗らない期間は屋内保管やバイクカバーの使用で劣化を防ぐことが重要です。
純正パーツを残しておく
バイクを自分の好みに合わせてカスタマイズするライダーは多くいますが、査定では純正状態の車両が高く評価される傾向があります。特にマフラー・外装・灯火類などの主要部品が社外品に交換されている場合、査定額が下がる可能性があるため注意が必要です。
そのため、カスタムバイクを売る際は、純正パーツに戻してから査定に出すと高値が付きやすくなります。戻せない場合は、保管しておいた純正パーツを一緒に提出するとよいでしょう。