ホンダCB400Fの特長と買取相場の傾向
ホンダCB400Fは、2013年5月に発売された、水冷4スト直列2気筒DOHC4エンジンを搭載するネイキッドスポーツモデルです。乗りからツーリングまで幅広いシーンで活躍する、オールラウンダーとして設計されています。
車体には、軽量かつ強靭な鋼管ダイヤモンドフレームを採用し、安定感のある走りと軽快なハンドリングを実現しています。サスペンションは、フロントにφ41mmテレスコピック、リアにはホンダ独自のプロリンクを採用。乗り心地の良さと路面追従性を両立させました。
欧州向けのCB1000Rを彷彿させるスタイルに、日本市場に適した排気量399ccのエンジンを搭載。ホンダの先進技術を注ぎ込んだ、低速から高速までスムーズに走行可能な高性能エンジンです。CBR400Rや400Xと同じプラットフォームを共有した、扱いやすさと機動性が魅力のモデルです。
ホンダCB400Fの平均的な買取相場は、3.2万円~ 31.5万円(2024年8月30日時点)です。ただし、車体の状態や年式によって変動する可能性があります。
ホンダCB400Fを高く買い取ってもらうためのポイント
買取価格を高くしてもらうには、いくつかのポイントを知っておくことが大切です。ここでは、ホンダCB400Fを高価買取してもらうためのポイントを4つ紹介します。
ポイント1:グレード
ホンダCB400Fのグレードは、標準モデルとABS(アンチロック・ブレーキシステム)搭載モデルの2種類です。発売当時の価格は、標準モデルがおよそ66.7万円、ABS搭載モデルがおよそ71.8万円でした。
中古市場での平均買取価格は、標準モデルのほうがやや高い傾向ですが、グレードによる大きな差はほとんどありません。
ポイント2:年式
ホンダCB400Fの2013年モデルは、ほぼ同時期に販売された「CBR400R」や「400X」とは異なり、モデルチェンジやカラーチェンジが行なわれることがないまま、生産終了となりました。つまり、デビューモデルが最終モデルになったため、年式による仕様の違いはありません。
そのため、ホンダCB400Fの買取価格を考える際、一般的なバイクのように年式を考慮する必要はありません。査定額の決め手となるのは、おもに本体の状態や走行距離などがポイントとなります。
ポイント3:走行距離
中古バイクの買取において、走行距離は買取価格に大きく影響します。
走行距離が5,000km以内であれば、買取価格への影響はほぼないでしょう。ですが、3万km、5万kmと走行距離が増えるにつれ、買取価格は下がっていきます。10万kmを超えると、値段が付かない可能性もあります。
そのため、ホンダCB400Fを売却したい方は、できるだけ早く査定に出しましょう。走行距離を増やすと、査定額が落ちてしまいます。
ポイント4:ボディカラー
ホンダCB400Fのボディカラーは、標準モデル・ABS搭載モデルともに、「パールサンビームホワイト」と「グラファイトブラック」の2色です。
「パールサンビームホワイト」は、ヘッドランプまわりやフロントフェンダー、タンクなどが白で、それ以外の部分は黒く仕上げています。タンクまわりにあるHONDAや「F」のロゴには、企業カラーの赤が使用されており、全体的にスポーティな印象です。
「グラファイトブラック」は、ネーミングのとおり黒鉛のような深みのある黒色で、シックで落ち着いたカラーリングとなっています。ロゴは控えめな主張で、乗る人を選ばない外観です。
買取価格は、それぞれのカラーで大きな差はありません。査定額には、ボディカラー以外の要素が関係します。
ホンダCB400Fを高く売るための注意点
ホンダCB400Fを高く売るには、いくつかの注意点があります。
まず、バイク買取では、車体を良好な状態にしておくことが重要です。メンテナンスを行ない、エンジンやブレーキなどの主要部品はしっかり整備しておきましょう。また、外装の傷やへこみ、サビなども可能な限り修復しておくことが大切です。美しい状態に保つことで、査定額アップが期待できます。
また、純正パーツの使用や、カスタムパーツの品質にも気を配りましょう。高品質なカスタムパーツは付加価値となることもありますが、安価な改造は逆効果になる可能性が高いでしょう。
改造した場合は、純正パーツを大切に保管しておきましょう。査定の際に一緒に持ち込めば、ノーマル仕様に近い価格で買い取ってもらえる可能性があります。
ほかにも、バイクの点検整備記録、事故歴、修理歴などの記録を残しておくことも大切です。査定時にこれらの情報を提出することで、査定士の信頼を得やすくなります。
反対に、事故歴などを隠すと「ほかにも隠し事がないか」怪しまれる可能性があります。査定時に嘘をつくメリットはないため、正直に情報を開示しましょう。