ホンダタクトの特長と買取相場の傾向
ホンダタクトは、ステップスルースクーターの元祖として、1980年に登場しました。当時、ホンダはヤマハとの激しいシェア争いのなかで、パッソルやパッソーラに対抗するためにタクトを投入しました。
2ストエンジンを搭載した最終モデルのAF51型は2002年に生産終了し、市場から一度姿を消しますが、2015年に復活します。新しいタクトには、水冷4ストローク50ccのエンジン「eSP」が搭載され、車体は安心感をテーマにしたシンプルで親しみやすいデザインです。
2018年モデルでは、平成28年排出ガス規制に対応した仕様が導入されました。
2024年9月20日時点の買取相場は、〜10.7万円となっており、実際の買取価格は年式や状態などによって異なります。
ホンダタクトを高く買い取ってもらうためのポイント
ホンダタクトの買取相場は、〜10.7万円です。高く売るためには、以下5つのポイントを押さえましょう。
ポイント1:型式・年式
バイクは、年式が新しいほど状態が良いと評価され、高額査定が期待できます。
特に、新モデルが市場に出る前に売却すれば、型落ちによる価格低下を避けられ、高値での売却が可能です。
ホンダタクトは1980年に登場し、原付50ccクラスの定番スクーターとして長い歴史を持ちます。改良が繰り返され、2019年までに複数回のモデルチェンジが行なわれました。
特に、環境規制に対応した2015年以降の4ストロークエンジン「eSP」搭載モデルは、燃費や環境性能に優れており、高値での取引が期待できます。
ポイント2:走行距離
一般的に、走行距離が短いバイクはパーツの劣化が少なく、状態が良いと評価されるため、高く売れる傾向があります。
しかし、走行距離が長くても、定期的にメンテナンスを行なっていれば、過走行による減額を抑えられます。例えば、定期的な洗車やオイル交換、純正パーツの維持などは、査定時にプラスの評価となるでしょう。
ポイント3:状態
バイクを高値で売却するためには、日常的なメンテナンスが重要です。
年式や走行距離が良好であっても、バイクの状態が悪ければ査定額は下がります。特に、エンジンが正常に動作するかどうかは大きな評価ポイントで、電装品や足回りのコンディションも査定に影響します。車体のキズや凹みもチェックされるため、外観のケアも怠らないようにしましょう。
なお、故障して動かないバイクでも、パーツや再生資源としての価値がある場合があるため、一度査定に出すのがおすすめです。
ポイント4:売却時期
バイクを高額で売却するためには、タイミングが重要です。特に、春から夏は買取額が上がりやすい時期です。
春は新生活にともなう通勤・通学用バイクの需要が増え、夏はツーリング需要が高まるため、バイクを買い替える人が増える傾向にあります。
この時期には、バイク専門店も繁忙期に備えて在庫を確保するため、良好な状態のバイクであれば高額での買取が期待できるでしょう。
ポイント5:修復歴の有無
修復歴があるバイクは、査定額が下がる傾向にあります。修復歴とは、事故や大きな損傷によってフレームなどの重要な部品に修理や交換が行なわれた履歴を指します。
なお、修復歴がある場合でも、査定時に正直に申告することが重要です。隠して売却すると、後々トラブルに発展する可能性があります。
ホンダタクトを高く売却するための事前準備
ホンダタクトの査定額を少しでも高くするためには、以下の事前準備を怠らないようにしましょう。
エンジンがかかるか確認する
バイクのエンジンの稼働状態は、買取価格に大きく影響します。そのため、査定前にエンジンが始動するかどうかを確認しておくことが重要です。エンジンがかからないと査定額が下がり、不動車扱いされる可能性もあります。
特に、半年以上放置していたバイクはガソリンが劣化している可能性があり、燃料系のトラブルを招く可能性があります。長期間稼働させていない場合は、ガソリンを入れ替えてからエンジンをかけると安全です。
キズ・凹みを自分で修理しない
バイクのキズや凹みは、自分で修理せずにそのまま査定に出すほうが賢明です。プロの査定ではDIYでの塗装や修理跡が見抜かれ、かえってマイナス査定になる場合があります。
また、素人が市販のコンパウンドで修理を試みると、塗装を傷つける可能性があるため、そのままの状態で査定を受けるほうが、高値で売却できるでしょう。
査定前には丁寧に洗車する
バイクを査定に出す前には、丁寧に洗車することをおすすめします。洗車自体が査定額に直接影響するわけではありませんが、バイクを清潔にしておくと、査定員に「大切に管理されていた」と良い印象を与えることができ、査定価格がアップする可能性があります。
大切に管理したバイクを、気持ち良く売却するためにも、丁寧な洗車を心がけましょう。