バイクの世界で「SR」と言えば、日本では一般的にSR400のことを指す。あるいは、少し幅を広げたとしても、初代から2000年まで販売された兄弟モデルのSR500を含めたシリーズのことを指している。
これは間違いのないところなのだが、その一方でヤマハの過去モデルには、SRから車名を譲り受けた空冷単気筒エンジン搭載車というのも、スポーツ系からクラシック系、あるいはアメリカンクルーザーに近い機種まで、幅広く存在してきた歴史がある。さらに、SRの名前を持つがVツインなんて機種も・・・。
SR400/500が持つ正統派のクラシカルテイストとはまたひと味違う、それぞれの世界観をつくるこれらのモデルたちは、いずれもタマ数はかなり少なめだが現在でも中古車として楽しむことができる。あくまで本家とは異なるモデルたちだが、大定番のSR400を敢えて避け、これらの個性派でSR車名デビューしてみるのも楽しそうだ。