SRの名前が与えられた仲間たち

SRみんなが知るヨンヒャクだけがSRじゃない!?
の名前が与えられた仲間たち

500のように同じシリーズというわけではないけど、車名や車体構成で考えてみると、これもSR400の仲間!?
SRの車名を持つヤマハのシングルエンジンモデルはじつはSR400/500以外にも多くあるのだ!

SRX-4 SRX400

SRX-4 SRX400

中古相場価格●7〜49万円

SR400を発展させた、スポーツライディングをテーマとするモデルとして、1985年に発売されたのがSRX-4。4バルブエンジンを搭載し、前後ディスクブレーキやセパレートハンドルを採用していた。1990年にモデルチェンジされ、車名もSRX400に。しかしその後、生産終了となった。600と共通の車体構成が与えられたシリーズだ。

SR125

SR125

中古相場価格●9〜14万円

前年に発売されたSR250と同じく、アメリカンスタイルの車体構造を持つモデルとして、1981年に発売が開始された。その後、一度はラインアップから外れたが、1990年代に復活。1996年には前輪にディスクブレーキが採用され、翌年にはビジネス仕様のSR125Bも発売された。

SRV250/S

SRV250/S

中古相場価格●5〜36万円

車名はSRで始まるが、その後に続くVの文字でわかるように、こちらのエンジンはビラーゴ250用をベースとする248cc空冷Vツイン。クラシックスタイルを取り入れたモデルとして、1992年に初代が発売された。派生型として、メーターバイザーなどを装備した上位版のSRV250Sや、ビジネスユースを意識したSRV250Tも後に登場した。

SRX-6 SRX600

SRX-6 SRX600

中古相場価格●9〜53万円

SRX-4と同時に開発され、ほぼ共通の車体を使った上位モデルとして1985年にデビューしたのがSRX-6。こちらも、モデルチェンジを受けた1990年に車名がSRX600に変更され、その後に生産終了となった。ツインエキゾーストパイプを備えた4バルブシングルエンジンを搭載。筑波サーキットなどで実施された当時の単気筒レースではレーサーベースとしても人気が高く、上位を独占することが多い機種だった。

SRX250

SRX250

中古相場価格●6〜28万円

ストリートスポーツを意識。249cc空冷単気筒エンジンは、DOHC構造かつツインキャブレター仕様で、1984年に発売された初期型は最高出力32馬力を発揮した。フロントにはディスクブレーキを装備し、ハンドルはセパレートタイプ。派生機種として、ハーフカウルを装備したSRX250Fも発売された。こちらも1990年代に生産終了。

バイクの世界で「SR」と言えば、日本では一般的にSR400のことを指す。あるいは、少し幅を広げたとしても、初代から2000年まで販売された兄弟モデルのSR500を含めたシリーズのことを指している。

これは間違いのないところなのだが、その一方でヤマハの過去モデルには、SRから車名を譲り受けた空冷単気筒エンジン搭載車というのも、スポーツ系からクラシック系、あるいはアメリカンクルーザーに近い機種まで、幅広く存在してきた歴史がある。さらに、SRの名前を持つがVツインなんて機種も・・・。

SR400/500が持つ正統派のクラシカルテイストとはまたひと味違う、それぞれの世界観をつくるこれらのモデルたちは、いずれもタマ数はかなり少なめだが現在でも中古車として楽しむことができる。あくまで本家とは異なるモデルたちだが、大定番のSR400を敢えて避け、これらの個性派でSR車名デビューしてみるのも楽しそうだ。

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2017年11月)。

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