今回はタクトベーシックのウォーターポンプ部からの冷却水の修理を行いました。

低騒音、低燃費で人気のタクトシリーズですが、ウォーターポンプからの水漏れが多いので 定期的に点検が必要です。

とにもかくにも外装を外さないと進まないのでとりあえずばらしていきます。

ここがウォーターポンプユニットです。シリンダーヘッド上部に取り付いており、 カムシャフトと連動してポンプが回転します。 写真の通り、かなり汚れており目視で漏れが確認できる状態です。

ラジエターホース等を取り外し、ウォーターポンプを取り外したところです。

取り外したウォーターポンプユニットです。サーモスタットも一緒になっております。 ウォーターポンプ、サーモスタットを分解しパッキン類を新品に交換いたします。

メイン作業のパッキン類の交換が完了したので、元通りに組み戻していきます。

冷却系統の部品をすべて組み戻したら冷却水を注入後、エアー抜き作業を行います。

水冷原付スクーターの場合、ラジエター奥の冷却ファンは常時回転しておりなかなか水温が上昇しないので

このようにビニールをかぶせて早く温度が上がるようにしております。

実際の作業時間はエア抜き作業があるため、９０分〜１２０分ほど頂きます。

メーカー保証期間内でしたので無償修理でした。

症状が出ている方はお気軽にご相談下さい。