 |
先月号に引き続きまして今月も欧州車を特集している本誌。このツーリングを通しても、欧州車の魅力を皆さんに知って頂こう! という企画趣旨は前回と変わらないワケです。BMWとトライアンフを借りて洋食を食べに行った前回のツーリング(僕は留守番でしたけど…)、今月はどんなバイクで何処に行こう、と頭を悩ませました。前回が欧州車で洋食…、だったら今回は逆に「欧州車で走る日本」なんてのはどうだろう。強烈な個性を放つ車輌が多い欧州車、そんなバイクを日本ならではの景色の中に溶け込ませてみたらきっと素敵なツーリングになるに違いない!よし、決定! 車輌は真っ赤なドカティST3。モデルは前回に引き続いてお馴染みのマッキー。これぞ欧州車の代表とも言えるドカティで向かうは岐阜県の西濃地方、大垣市と養老町です。
ツーリング当日は梅雨明け直後の真夏日。毎年思う「夏ってこんなに暑かったか?」という思いを胸に秘め(たまに口に出し)ながらも、編集部を出た一行は名古屋高速から名神高速に乗り、大垣ICを目指しました。ここでさらに旅のテーマを。ここまで暑いとそこから逃れたくなるのは当然ですよね!? 蒸し暑い日本だからこその逃れ方ってもんがあるはずです。少しでも涼しさを感じたい、そこで導き出した結論は「水」。今回の旅、水がキーワードです。
岐阜県大垣市は豊かで良質な地下水に恵まれ、水の都として有名な町。近年までは市内のあちこちで自噴水が湧き出ていたそうです。名神高速を大垣ICで降り、そこから国道258号線を北上していくと見えてくる大垣の市街地。ここ大垣市は市民が選んだ水都20選なるものがあり、それぞれに水の都・大垣を代表するスポットが挙げられているのです。
例えば加賀野の自噴水。市内東部にある加賀八幡神社の自噴井からは1年中、絶えず地下水が湧き出ているそう。しかしいくら水の都と言っても暑いものは暑い! 決して大垣にいるから涼しいわけではないんですよねー。そこで…、せっかくだから市民の選んだ水都20選のスポットへ行ってみようってことに。そして訪れたのは、「金蝶園総本家」。こちらのお店では水都大垣名物「水まんじゅう」が売られているのです。名前に水が入ったこのお菓子、今回のツーリングにピッタリじゃないですか! お店は大垣駅の目の前。外の屋台では大垣の地下水で冷やされた水まんじゅうがなんとも涼しげです。もちろんエアコンの効いたお店の中でも食べられますが、外の屋台は見ているだけで涼しさUP! |