日本におけるオフロードバイクの代表と言っても過言ではないヤマハ「セロー」。そんなセローが今年、生まれ変わって登場したのはご存じの通り。各部が進化を遂げ、よりいっそう名車の地位を確実なものにしていくであろうこのバイクのモタード仕様が、YSP中部ブロック限定で発売された。新型のセロー、しかもモタード。
これは乗らない訳には行かないとばかりに、YSP浜松さんの協力のもと、出来たばかりのこの車輌を借り出してのツーリングロケを決行。真新しいこのバイクに乗ってのツーリング、向かうは静岡県、浜名湖。
この8月号が発売される6月中旬。どんな季節かと聞かれれば、ほとんどのひとが答えるであろう「梅雨」の2文字。「雨が降ろうが関係無い!」というライダーの方もいるとは思いますが、バイク乗りにとって厄介な季節なのは間違いありません。そんな季節を前に行った今回のツーリング。天気は見ての通りの青空。梅雨入り前、汗ばむ程のポカポカ陽気の中でセローモタードを走らせることが出来ました。
東名高速道路を浜松西ICで降り、舘山寺温泉方面にバイクを走らせると、見えてくるのは、「はままつフラワーパーク」。ここは花と緑のテーマパークとして、30万平方メートルという広大な園内に西洋的庭園と、日本的回遊庭園で構成されているテーマパークなのです。季節によって様々な種類の花を楽しむことができ、各種イベントも開催されているそう。今回は立ち寄りませんでしたが、是非浜名湖を訪れた際には遊びにいってほしいテーマパークです。さて、そんなはままつフラワーパークを横目に、さらに進んで行くとついに目の前に広がってくる浜名湖。湖と言ってもやっぱりデカイ! 僕は海の無い土地で生まれ育ったため、湖と言えど水が大量に存在する場所を見ると自然にテンションが上がるのです。浜名湖は面積65kmの汽水湖。汽水湖とは、淡水と海水が混じり合っている湖のことで、浜名湖の場合、南部が遠州灘に通じているため海水と淡水が混じり合うのです。そのためか、浜名湖を走っていると感じられる海の匂い。その土地独特の匂いを感じられるのもバイクツーリングの良いところではないでしょうか。ヘルメットの中では「気持ちいい〜!」を連呼しながら、湖沿いを南下。なんとも期待出来そうな「道」、浜名湖南部に架かる浜名湖大橋が見えてきました。 |