大迫力のジャンプに魅せられて《オフロードバイク編》

大迫力のジャンプに魅せられて

《オフロードバイク編》

かつて日本でも開催されていたスーパークロス。ドームに集まった大観衆を前に華麗なジャンプを魅せるライダーは、まさにヒーロー。そんな姿に憧れてオフロードバイクを選ぶ人も多い。現在は日本人ライダー下田丈も参戦中。

Offroad

本物のレース専用マシン
買える!

KTM 450SX-F

KTM
450SX-F 新車価格:¥1,231,000

オフロードでは、国内4メーカーをはじめさまざまなメーカーがレース専用車両を一般に販売している。2ストロークモデルも現行でラインアップされており、エンデューロ用レーサーのなかにはナンバーを取得し公道を走ることができるモデルも。

スーパークロスに憧れるならこんなマシン

HONDA CRF250L

HONDA
CRF250L

モトクロスレース用車両CRF450Rのイメージを踏襲させた公道走行可能なオフロードモデル。オフロード走行だけでなく通常のツーリングや通勤用途にも使いやすく、45mmローダウンしたType LDもラインアップされている。

新車価格:¥507,100 中古相場:19.99万~46.8万円

KAWASAKI KLX230

KAWASAKI
KLX230

2016年にKLX250が生産終了となり、2019年に新登場したのは空冷エンジンを搭載したこのモデル。オフロード走行の楽しさに妥協せず設計されているため、シート高はやや高めだが、走破力はお墨付き。

新車価格:¥495,000 中古相場:39.5万~49.5万円

YAMAHA セロー250

YAMAHA
セロー250

35年のロングセラー、名車セローのファイナルモデルが発売中。スピードを出すモトクロスというよりは山をゆっくり走るのに向いていて、エンデューロレースではレーサーを抑えて上位入賞した実績も。

新車価格:¥588,500 中古相場:24.9万~52.9万円

マシンカスタムで走破力アップ!

スーパークロスやモトクロスのような大ジャンプは難しいが、市販のトレールマシンでもカスタム次第でかなり走破力を上げることができる。見た目は大きく変わらなくてもパーツを変えて軽量化することがポイントだ。

TECHNIX
TRIC FUN KIT

¥65,000(税抜)

TECHNIX TRIC FUN KIT

市販車トレールとモトクロッサーの一番の違いは、サスペンションにあると言っても過言ではない。コチラは左右でダンパーとスプリングを振り分け、ダンパー側をオープンカートリッジ化しており、純正とは比べ物にならない減衰力を発揮。

DRC
ワイドフットペグ クロモリ ウルトラワイド

¥8,400(税抜)

DRC ワイドフットペグ クロモリ ウルトラワイド

足でステップに荷重することでマシンを操作するシーンが多いオフロードバイクでは、ステップが大きな意味を持つ。ワイド幅のものに変更することで踏ん張りが利くようになり、操作性の向上や、泥詰まりの軽減にもつながる。

見た目だけでなく機能性・安全性を考慮

FOX
V1 ヘルメット

¥28,000(税抜)~

FOX V1 ヘルメット

バイザーは日除けだけでなく、前走者の泥や飛び石を防いでくれる効果があり、突き出したアゴ部分は、運動量の多いオフロード走行において呼吸のしやすさを確保し、転倒時の怪我防止にも役立つ。公道走行可なものを購入しよう!

FOX
コンプ ブーツ

¥33,000(税抜)

FOX コンプ ブーツ

林道などダートを走る際にマストな装備が、オフロードブーツだ。ロードに比べ圧倒的に転倒のリスクがあり、最も怪我しやすい足はしっかり保護したい。慣れるまではシフトやブレーキ操作が難しいため、ペダル位置の調整で解決しよう。

オフロードバイクは軽量化がキモ!

 モトクロスの場合はロードレースと違い、レース専用車両が意外と身近なところにある。AMAスーパークロスや全日本モトクロスでファクトリーチームが使う車両のベースとなるモデルが、広く市販されているのだ。しかし、残念ながらこれらは公道を走ることはできない。一部エンデューロ用モデルはナンバーを取得することもできるが、ツーリングにはオーバースペックだし、メンテサイクルも早いため、しっかりとした知識とスキルがなければオススメしがたい。
 また、過去にはCRM250RやKDX250SRなど、レーサーさながらのハイパワーな2ストモデルが多くラインアップされていて、現在ではまだ中古市場にも多く出回っている。もしくは2017年に惜しまれながら生産を終了したヤマハのWR250Rなどが比較的ハイパワーかつ軽量でレーサーに近いモデルといえるだろう。
 カスタムについていえば、上記以外は軽量化に終始するといってもいい。100kg前後のレース用モデルに対して上記に挙げたトレールモデルは130kgオーバー。その差を埋めるのは保安部品のコンパクト化であったり、ボルト類の素材の変更、マフラーの換装などが挙げられる。また、タイヤをよりブロックの間隔が広いオフロード寄りのものに変えるのも定番だ。

※中古車相場価格はグーバイク調べ(2020年6月)。

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