2日目は、前日が景色も食事も海づくしだったから、海系以外の、ひと味違うスポットを求めてツーリングを続けることにした。そういえば、「春を先取り」が指示されていたのを思い出し、春らしさをテーマに、お花畑のある風景とイチゴ狩りのできる場所をもとめて、フラワーラインを進んでみた。
残念ながら、お花畑はまだ満開じゃなかったけど、ところどころにまとまって咲いてる部分もあって十分に春を満喫できました。記事が掲載されるころには、咲き乱れる美しい景色が楽しめるはず。そのときにもぜひ来てみたいです。ちょっと圧倒されたのは、花畑で働く人のほとんどが女性だということ。地元のお母さんたちが店を構え、大切に育てた花々を売っているのだ。お店を切り盛りする、ウーマンパワーを感じずにはいられなかったです。 |
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お花畑からほど近いところに料理にまつわる神社があると聞き、さっそく向かった。高家神社は、日本唯一の料理の祖神を祭った神社だそうで、たしかに珍しいかも!ということでさっそく参拝。「料理の腕前が上達しますように」としっかり祈願してから、つぎなる目的地、新日本百景にも選ばれた名勝、仁右衛門島へと向かいました。
島へは、なんと手漕ぎの渡し船で渡る。その乗り場から、泳いで渡れそうな近距離にその島は浮かんでいて、ここで感動したのも透明度の高い海でした。無人島のような透き通った海水は、飛び込みたくなるくらいキレイ。そして、近くの漁港の雰囲気も、これまた素敵。所狭しと並ぶ小さな民宿と、海産物を置く魚屋さん、それと漁協組合くらいしか見あたらない素朴な街並みは、タイムスリップしたような懐かしい風景に見える。たぶん、ここには、昔から変わらない漁師さんたちの生活が息づいているんだろうな?って想像すると、とっても魅力的に思えちゃったんですね〜。
ここでもう一泊したい気持ちを抑えて、自宅のある富津方面へバイクを走らせた。途中に嶺岡牧場での休憩を挟んで、のんびりとしたペースで山道を進む。信号のない県道は、スムーズに走れるから気持ちいい。
そうして、この時期ならではの鮮明な海の景色や春らしいお花畑を満喫できたのもラッキーだった、とツーリングを振り返り、思い出となった昨日、今日を楽しみながら帰路についた。冬になると寒いからって、バイクに乗らない人も多いと思うけど、春を探しに出かけてみませんか? 暖かい春は近くにあります! |
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南房総鴨川太海浜の目前にぽっかり浮かぶ約3万m2の島で、風光の美しさと、源頼朝や日蓮聖人の伝説で知られている。昔から代々、平野仁右衛門を継ぐ島の所有者が一戸だけ住んでいるところから仁右衛門島と呼ばれる。昔ながらの手こぎ船で渡る |
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