■車種の魅力
1982年にヤマハから発売されたミニバイクです。RZシリーズは125cc〜350ccまでのラインナップが展開され、RDシリーズの後継車種として発売されました。RZ125は同シリーズで最小排気量のマシンですが、コンパクトで扱いやすい点から安定した人気を集め、後のTZR125に多くの性能を引き継ぎました。
年式は主に前期・後期に分かれ、前期型ではパワフルさ、後期型ではマイルドさが目立ちます。ミニバイクではありますがスポーティーな性能が人気で、現在でも親しまれ続けている一台です。
■マシンのスペック
RZ125は、YPVS（ヤマハパワーバルブシステム）の搭載が前期型・後期型で異なります。YPVSはエンジン性能を高めるためのバルブコントロールシステムを指し、前期型ではこのYPVSが搭載されていないことから出力特性に偏ったスペックを持ちます。
一方、後期型ではYPVSが標準装備されたことにより、コーナー立ち上がりなど回転数が低くなる場面においても高いトルクを発揮できます。エンジン回転数に応じて滑らかな吹け上がりが実現された後期型は、バイク初心者でも扱いやすい一台です。
