■メーカー・ブランドの歴史
PGOは独自で開発・生産を手掛ける台湾のバイクメーカー、Motive Power Industry社のブランドです。Motive Power Industry社は、1964年から現在にかけて、優れた研究と技術進化にともなって高い評価を受けるメーカーへと成長してきました。
その背景には、1972〜1982年の約10年間に渡る大手イタリアメーカー(ビアジオ社)との提携やライセンス販売が功を成した実績があります。この実績で勢いをつけ、独自開発と生産ラインを強化してオリジナルのスクーターを多く世に送り出し、1996年には、れっきとしたPGOブランドが確立されました。
■代表的な排気量とマシン・モデル
PGOには、排気量400cc以上のモデルはありません。ブランド全体を通して250cc以下の小排気量モデルが多く、最小排気量モデルは125ccです。
排気量250ccクラスのモデルでは、G-MAX200やG-MAX220が人気です。国産車では見られないような洗練されたデザインと取り回しの良さが魅力です。
排気量150cc以下のモデルでは、TIGRA125が小排気量を感じさせないパワフルな走りを実現しています。国産スクーター顔負けのスポーティーなフォルムと優れたブレーキ性能が魅力的な1台です。
■メーカーの特徴
小排気量のスクーターラインナップが豊富な点が特徴です。全体的にスポーティーで洗練されたデザインが多く、スペックはパワフルに仕上がっているため、「走る楽しさ」を感じられるブランドと言えます。
カラーリングやフォルムには車種ごとの個性やコンセプトが光るものが多く、原付バイク需要が高い台湾国内だけでなく、日本やその他海外へも盛んに輸出されています。世界的にも高い評価を得ているメーカーなのでメインバイクとしてはもちろん、小回りの利くセカンドバイクとしてもおすすめです。