■メーカー・ブランドの歴史
イギリスの老舗オートバイメーカーです。1898年、ジェームズ・ランズダウン・ノートン氏によって設立されたノートン社は、自転車部品の販売を経てバイクエンジンの開発を手掛け、バイク市場へと参入しました。
1900年代初頭〜1950年代にかけてオンロードバイクやレースバイクの開発を行ったノートンは、当時画期的だった単気筒サイドバルブエンジンをメインに、多くのバイクを世に送り出します。
そして、この頃「ノートンフェザーベッド」と呼ばれる名フレームを搭載した名車「マンクス・ノートン」で、一躍人気を博しました。2000年にかけてはレースバイクに力を入れながら数々の記録を樹立し、2012年には新型レースバイクSG1にてマン島TT(イギリス・マン島で行われる公道レース)にも出場しています。
■代表的な排気量とモデル
ノートンでは、排気量400cc以上の大型クラスがラインナップされています。中でも人気なコマンド750は、レトロかつスポーティーな風合いを活かしたデザインが魅力です。排気量1,000ccクラスのモデルでは、コマンド961が挙げられます。クラシカルな外見だけでなく伝統的なエンジンを搭載し、旧車の魅力を堪能できる1台です。
■メーカーの特徴
英国旧車の名にふさわしいクラシカルデザインのラインナップが特徴です。タンクに位置する「Norton」のブランドロゴがその雰囲気を一層高め、ノートンならではの魅力に惹かれるライダーもいるほどです。走行距離10万kmオーバーの中古車が出回る機会があることからも、バイクブーム水面下ではコアなファンを保っていることが伺えるのではないでしょうか。