■車種の魅力
カワサキW1Sは、W1をベースにツインキャブレター仕様としたスペシャルモデルです。元々は北米輸出専用モデル（W2SS）でしたが、国内向けに発売する際にW1Sとネーミングされました。カワサキと合併前の目黒製作所の設計であるため、それを踏襲し発売以降1971年のモデルチェンジまで右足シフト・左足ブレーキを採用していました。
堂々たる重厚感と、レトロな雰囲気は現在にいたっても人気が衰えません。
■マシンのスペック
W1Sには、空冷4ストローク並列2気筒エンジンを搭載しています。排気量624ccは、1960年代では国内最大の排気量とされていました。国産バイクの高性能化が進む日本国内では、イギリス風のレトロモダンなデザインや、先述の目黒製作所の特徴を継承するクランクケースの採用により、当時からバイク愛好者たちの人気が高いモデルでした。
