■メーカー・ブランドの歴史
イタルジェットはレオナルド・タルタリーニによって1959年に設立され、イタリアのボローニャ県カステル・サン・ピエトロ・テルメに本社を置くオートバイブランドです。オフロードマシンやスクーターを製造していて、主に排気量の少ないオートバイを中心とした販売を行っています。
売り上げの悪化などにより2003年に倒産してしまいましたが、レオナルド・タルタリーニの実子であるマッシニモ・タルタリーニによって2005年11月に再始動を果たしました。その後、水冷2ストロークのエンジンを搭載したマシン(日本車名はモンツァ)などが発売され、人気を獲得しました。現在ではデザイン性に優れ、コストパフォーマンスが高い点などが魅力のformura125ccやformura150ccが販売され、若年層を中心に大人気のバイクとなっています。
■代表的な排気量とマシン・モデル
イタルジェットの代表的な排気量(マシン・モデル)は、50cc(トルペード、ヴェロチフェロ)、125cc(フォーミュラ125)、180cc(ドラッグスター180)です。
■メーカーの特徴
イタルジェットでは、オフロードマシンを含む小型バイクが主流です。デザイン性の高さからニューヨーク近代美術館やグッゲンハイム美術館などにマシンの一部を展示するなど、日本を含め海外にも数多くのファンを獲得しています。
また、日本の中古車市場でもヴェロチフェロなどの比較的安価なバイクが多いため、コストパフォーマンスが高く人気が絶えにくい特徴を持ちます。イタリア本国ではシティーコミューターモーターサイクルとしての知名度が高くなっています。