■メーカー・ブランドの歴史
1926年にドゥカティ兄弟によりイタリアのボローニャで設立されたバイクメーカーです。設立当初は無線ラジオ向け部品の製造を手掛けており、バイクブランドとしてのルーツは1946年にミラノ見本市会場で披露したクッチョロ(自転車用補助エンジン)にあったとされています。
優れた功績として称えられたクッチョロの開発を機に、後の1949年、ドゥカティが初めて世に送り出したモーターサイクル(原動機付自転車)が「Ducati60」でした。モーターサイクルブランドとして確固たる地位を築いたドゥカティは、その後1950年代から現在にかけてスポーツ系を中心とした多くのバイクを世に送り出しています。
中でも、1993年に登場した「モンスター」は当時流行していたスポーツバイク界に激震を与え、今なお進化を遂げる人気車種となっています。
■代表的な排気量とモデル
ドゥカティの主力ラインナップは、751cc以上の大型バイクです。中でも、排気量1,000ccクラスのモデルでは、スーパースポーツシリーズが人気です。排気量1,000cc以上のモデルでは、ブランドカラーやロゴが際立つスポーティーさが魅力のモンスター1200が高い人気を誇っています。
■メーカーの特徴
ダイナミックでスポーティーなバイクを手掛けるドゥカティは、デザインと機能性を追求した車種が目立ちます。デザインと機能性のどちらかが突出することなく均衡の取れた絶妙な設計が、いつの時代もライダーを虜にしてやみません。走行性能としてはパワフルな加速性や俊敏なレスポンスが特徴で、機能性を高めるエレクトロ系ユニットにも力を入れています。