
河蒸気
▼所有車種
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- R100RS
Rは河 "River"
Sは蒸気船 "Steamer"
RはRiverの"R"
https://steamer900.exblog.jp


一年ほど前から、オートバイに乗った後で偏頭痛に襲われるようになりました。最初の頃は筋肉痛のように間をおかずに痛んでいたものが、徐々に間隔が伸びて3日後とか4日後とか、最近は1週間も経って忘れた頃に痛み始めることもあります。それに加えて、今までは一晩寝れば治っていたものが尾を引くようになりました。原因はセパレートハンドルがもたらす前傾姿勢に違いありません。頚椎への負担からくる首筋の凝りに上目遣いによる眼精疲労も加わって夜も眠れない程です。念入りなストレッチや湿布薬などでは改善する兆しがありません。鎮痛薬の効果も薄れ気味です。ある意味、宿酔いの朝に似ています。痛む頭と胸の辺りに気味の悪いムカつきを感じながら「もうバイクはこりごり」と思いつつ、晴れているとつい跨ってしまう。スパルタンな乗車姿勢に滾るものを感じてしまう。そうなると走り出さずにはいられない。走り出すと少しでも遠くへ行きたくなる。こうやってアルコール中毒患者は生まれるのです。
そこまで愛着を感じていたこのカフェレーサーと、来る8月の車検まででお別れをする決意をしました。レーサーレプリカに乗っていた二十代の頃は特に問題を感じていなかった前傾姿勢ですが、寄る年並には勝てません。せめて後1ヶ月の間は乗れるだけ乗ってやろうと、つい先日の3連休も荒療治の意味を込めてインターバルを挟むことなく乗り倒しました。結果は頭痛どころか背中一面が肉離れに似た激痛に襲われ、ベッドから起き上がれないありさま。翌日は仕事に行くのもほうほうの体でした。いよいよ末期なのかもしれません。カフェレーサー(僕の場合はうどん屋レーサー)というのは、文字通り近所のカフェまでブッ飛ばすくらいが適切なのだと今更ながら思いました。
あばよ僕のカフェレーサー。
川久保線の黒い鳥。