

高知の友人宅で。
勝手に「高知のマチュピチュ」と呼んでいる。
中世の時代から人びとは険しい山の斜面に住んできた。
友人宅は標高375㍍。
下の国道からつづら折りの細い坂道を一速でのぼってきた。二速ギアは殆ど使えない。
700㍍を超えるところまで家々は点在しており、日常的な買い物、通勤通学は難易度高過ぎ。
眼下は吉野川。
数年前にはラフティングのワールドカップも開催された。
限界集落の典型地区といわれ、来訪するたびに山々に貼りついた住まいの灯りが、ひとつ、またひとつ、と消えていく。
いつまで住み続けられるのか。
でも、素晴らしい天空の住まい。