
まこと
▼所有車種
-
- CBR250FOUR
足掛け2年の時間をかけて、やっとCBR250Fourが公道走行可能な状態となりました。
アッパーカウルも取り付け、徐々に理想形に近付きつつあります。
これからは細かい修正の繰り返しになりますが、応援よろしくお願いします?( 'ω' )?









みなさま、こんにちわ😊
今日は朝からCBR250Fをイジイジしていた中の人っす😊
実はレストア完了後、ずっとある問題を抱えているCBR君。
その問題と言うのが
「クーラントの消失問題」
です。
どう言う訳か数時間走るだけで吸水口から見えなくなるぐらい水位が低下してしまいました。
どこからか水漏れをおこしているのは確かなのですが、その痕跡が全く分からず水位が低下する度ラジエーターキャップを外して給水するって対処療法でしのいできました。
ところが先週各種ワイヤー類のグリスアップをしていた所、キャブ裏にようやく冷却水漏れの痕跡を発見!
4番キャブの裏側にクーラントの結晶が付いていました。
結晶が付着していた場所から一番怪しい場所が4番キャブ下にあるクーラントパスチューブ。
と、言う事でパスチューブに付いているOリングの交換をしていきます。
①タンク、キャブ、アンダーカウルを外し、ウォーターポンプのドレンボルトを緩めます。
②ドレンボルトを緩めたら、クーラントの受け皿を用意してからラジエーターキャップを外し、ドレンボルトも外します。
ドレンボルトを外しただけではクーラントは抜けにくいので、ラジエーターキャップも必ず外しましょう。
③クーラントを抜いたら、ラジエーターキャップ、ドレンボルトは外したままにしておきましょう。
ラジエーターキャップ等を外したままにしておけばクーラントの入れ忘れを防止出来ます。
「俺は(私は)入れ忘れなんかしね〜よ」
って思われるかもしれませんが、実はこれが何気によくあるミスなんです。
水冷エンジンでこれをやると致命的なので、重要な作業は視覚的に分かりやすくするのが整備の基本です。
④写真4枚目、少々分かりづらいですが、キャブ裏に付着したクーラントが結晶化しているのが分かります。
この位置に着くと言う事はキャブ下側より吹き出した証拠。
ちょうど4番キャブの直下にクランクケースとシリンダーを繋ぐパスチューブがあります。
その写真が5枚目。
下側はクランクケースに直接刺さっていて、上側はホースバンドで止められています。
位置的に怪しいのがクランクケース側。
M6のボルトで固定されているのでボルトを外し引き抜きます。
チューブとクランクケースの間にOリングが入っています。
ここに劣化や異物の噛み込みがあるとOリングの密閉性が落ち、クーラント漏れが発生します。
チューブを外しOリングを確認すると………
一見するとOリングかどうか分からないレベルで異物がびっしり‼️
クランクケース側の穴を清掃し用意したOリングを使用しようとした所問題が発生。
Oリングの直径は合っていたのですが、リングの太さが半分ほど。
そうです。
手配ミスっす💧
仕方がないので外したOリングを点検した所、弾力や傷等問題無さそう。
と言う事でOリングをクリーニングして再利用して行きます。
ただ基本は一度外したOリングの再利用は厳禁です。
皆様は必ず新品を用意しましょう。
⑤Oリングをクリーニングしたら組み立てに入ります。
中古の再利用なので念の為シールテープを巻きます。
シールテープは20kの蒸気圧にも耐えられるのでエンジン程度なら問題ありません。
ただシールテープの切れ端等が冷却ラインに入らない様に注意しましょう。
後は外した部品を元通り組み立てて完了です。
今日はこの後用事がありCBRには乗れませんので来週にテスト予定です。
でわっ(*゚▽゚)ノ