







だらだら不定期連載。。
日記より、2010,8,25
「一人芝居に、エピローグを」
エサヌカ線
ライダー向けに作られたマップには、実は、しっかり載っているのだが、一般的なロードマップには、まず載ってない。
238号線を走っていると、「猿払パーキングシェルター」と呼ばれる、山の無いトンネルがある。
トンネルだけのトンネル。
これは、吹雪の時の、緊急退避場所として作られたもので、豪雪地を走ると、時々見かけるものだ。
これをくぐって、橋を渡り、すぐの信号を左に入る。
舗装もままならない、路地のような道だ。
不安になる事、請け合い。
そして、突き当たりを道なりに、右に行くと。。。
思わず、顔が綻ぶ。
10分に一度くらいで、バイクが通る程度で、ほとんど誰も来ない。
しばらく、ここで遊んでた。
やたら写真も撮ったなぁ。(写真1~5)
国道275号線
クッチャロ湖を通過し、浜頓別という所に入ったところで、また、国道に戻る。
ずいぶん、遊んでしまった。少し急ごう。
そう思っていたら、電光掲示板が、目に入る。
「天北峠~音威子府 通行止」(写真6)
あわてて地図を確認していると、反対車線から来たBMWのオフロードが、停まった。
降りてきたおじさんが言うには、中頓別から逸れて、迂回するといい。らしい。
しかし、地図の感じだと、小頓別まで行ければ、その方が近そうだ。
「とりあえず、ぎりぎりまで行けば、誘導とか居るだろう」
BMWが走り去った後、そんな話をして、再び出発した。
ヒトの言うことを聞かないふたりである。
でも、できる限り、進んでおきたい。
地図では、えらく小さいお話だが、一応ここは、峠道。
さっきまでの、海沿いの道とは、だいぶ勝手が違う。
小頓別の少し手前、ピンネシリ道の駅で、休憩。
ここで、通行止めの詳細情報を、知る事となる。
迂回に関しては、特設ブースに係りを一人付けて、解説にあたっていた。
迂回地点を映すライブカメラで、ヘルメットを被った誘導員が、赤く光る棒を振っている様子が、見て取れる。
Hの言うとおり、行けば分かる状況だった。
一息ついたところで、早めの昼食。
すぐ隣に洋食屋があったので、入ってみた。
なんだろう。
ピーターラビットに出てきそうな、そんな雰囲気の、お店だった。
店内には、絵本が置いてあったり。
チーズオムライス(写真7)
Hは、もっといいものを注文していた。
鹿肉のハンバーグ(写真8)
ここで、当初の予定だった、美瑛から白金温泉に逸れるコースを、断念する方向で、話が進んでいた。
自分が見たかったのは、「青い池」というところ。
名前のとおり、青い池。
この通行止めの原因は「土砂崩れ」である事からも分かるように、ここ数日、山間部では、雨が降っていたようで。
ここまで来る間にも、幾度か川を渡ったが、その全てが増水し、濁っていた。
当然、その「青い池」も、濁っている可能性の方が高い。
青い池が、青くなくては、意味がない。
それに、ちょっと、時間も無さそうだ。
さっき、ちょっと、遊びすぎた。
まぁまぁ、仕方ないんじゃない。といった感じで。
再度、出発した。