やまはくんさんが投稿した愛車情報(XJR1300)

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    やまはくんさんが投稿した愛車情報(XJR1300)
    やまはくんさんが投稿した愛車情報(XJR1300)

    今日は俺らにとって初めて救急車にお世話になった日です。忘れたくても忘れませんね…。

    平成元年の4月21日の長崎の短大時代にやった大バカ野郎行為は、あまりにも恥かしくて自分を戒めるために毎年、この日がくると思い出して命があることの喜びを感じるようにしているんです。

    あの日は学校の授業を終えた俺ら達3人は(あっしと女の子2人)諫早バイパス沿いにある本屋に行きました。

    その駐車場でバカ話をどのくらいしたのだろうか…。
    「そろそろお腹も減ってきたことだし、そろそろ帰るわ」てな話になり、俺らは愛車のFZR400に跨がり、二人に挨拶した瞬間にフル加速‼️。

    軽くフロントを持ち上げながら一気に速度が乗ってきました「う~俺ってカッコいい!!」なんて頭の中はそう思っていましたね、でもねぇ~自己中心的な考えですよね…。はっきり言ってカッコをつけていた…。当時付き合っていた彼女の前だったし…。目立ちたがり屋の悪い癖が最高にでましたねぇ~。周りの人は誰一人カッコいいなんて思っていないのに…。

    1速、2速、3速とシフトを上げていき、スピードメーターを見ると既に速度は120㌔を針が指していました。いわゆる速度違反ってヤツですね…。その時、ちゃんと前を見てればいいのに、何を思ったかタコメーターばかり見ていたんですね…いわゆる前方不注意ってやつです…。

    「あ、前見なきゃ、危ないわ」と思って視線をあげた瞬間に目に飛び込んできたのは、既に赤信号で停止している前方にいた車列でした。その瞬間、身体が硬直しました。

    一応はフルブレーキングしましたけど、速度が自分の気持ちと違い落ちてくれません。どんどん迫ってくる停車中の車のテールランプ…。「ヤバイ」と思った俺らは右側に回避運動をとりましたけど、そこで目の前が真っ暗になり記憶が途切れました。

    次に気づいた時には頭の上で「ゴリゴリゴリ」という音がして「何の音、これ!?」と訳がわからない状態でした。それは頭を下にして地面を滑っている状態でした。しかし自分が転倒したということ全く気づいていなかったのです。そして約15mのところで停止…。

    初めは全く何か起こったのかわからず、呆然と地面に座り込んでいました。周りのドライバーから「大丈夫か!?」の声に初めて転倒したいう現実に気づき、起き上がるとそこにはさっきまでピカピカだった俺らのFZRが見るも無残な状態で横たわっていました…。

    しばらくして「バカ、何やってんの‼️」とあっしの友達二人が追いついてきました。「どうする、やまはくん救急車呼ぶの⁉️」との問いに俺らは「呼んで…」としか言えなかった…。

    救急車が来るまでの間、歩道に座り込み呆然としていました。どうやらショックで瞳孔が開いているらしく、周りの景色が異様に明るく見え、色々な色の模様がチカチカと見えました…。

    そのうち救急車に乗せられ、病院へ…。精密検査をしましたが、ヘルメットもちゃんと被っていたし、運も良く打撲と上腕二箇所裂傷だけですみました。両肘を左右9針ずつ計18針縫合しました。でも事故から32年も経つと傷口が分からなくなりますね。

    そして処置を終え、帰ろうとした俺らがでしたが、しばらくした時にとてつもなく吐き気がするので医師に相談したところ「脳外科へ行きなさい」との指示があり、自分でタクシーを呼び、病院へ行きました。そしてすぐ検査入院を言い渡され、そのまま入院をすることになりました。

    その日の夜はとても寝付けなかったです。何故ならヘルメットを被っていたとはいえ、頭をしこたま打ち付けているのでやはり、怖くて眠れなかったのです。眠ってしまうとこのまま死んでしまうのではないかと思ったんです。でも何時の間にか眠ってしまったようで看護師さんの「検温ですよ」の言葉に目が覚めました…。

    「ああ、生きている」と生を実感した瞬間でした…。その後、友達が心配して病院にきてくれました。

    その時の様子を後で見ていた彼女達二人によると突然、ジャックナイフ状態に陥り、俺らがFZRから振り落とされた後、FZRは宙を2~3回舞ったそうです。今、考えてみれば歩行者や他の車にまともに当らなくて良かったです。

    14時位だったでしょうか…体の大きな人が入ってきました。

    俺らは眼鏡を外していたので良く見えなくて「え、誰!?」と聞きました。すると「この馬鹿たれが」と親父の声が…わざわざ松江から長崎までやってきた両親でした…。

    大変申し訳ないと深く反省しました…。それに転倒した後、乗っていたFZRが軽ワゴンの一部にかすったらしいですけど、乗っていた方が大変よい方で…「問題なし」判断をしていただきました。本当に感謝しました。

    身体のほうも異常なしの検査結果が出て、その日の昼には帰宅しました。

    32年前の大学生の時のライディングテクニックなんて、今の俺らからしてみれば、まだまだ未熟で大したこともなく、それであんな速度を出して自爆したんかと呆れるくらいです。

    もしも現在の自分と当時の自分が同じ場所にいれば、ケチョンケチョンにけなしていたでしょうね…「アホんだら…てめぇのテクなんざ、まだまだ甘めぇんだよ!!」って…。

    ホントに言いたいですね昔の自分に…。
    ※FZR400はもちろん全損で一発廃車です。

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