






酷道425号線はその名の通りの酷道で、整備されていない道に砂利がゴロゴロ転がっていて、とても大変だった思い出があります。
廃校の写真でも撮りに行こうと計画していましたが、いつの間にやら違う道を選んでしまい見たこともない色したダム湖の水にかかっている、どこまでも続く吊り橋のたもとで、途中で買った柿の葉寿司を食べながら、帰りのことを考えながら少し恐怖感を感じていました。
まあ、ダム湖に沿って細い道をクネクネしていると、砂利を避けながら湖に飛び込みそうになったり、粘土層の砂に車輪を取られそうになったりしながら、携帯が繋がらない中で慎重に運転しないといけないことは予め予想していたのですが、そういう恐怖ではないちょっと気持ちが悪いことがあったのです。
それは、来る時に、何か見てはいけないものを見たような廃屋があって、その横を通る時に何か影を見たようなのです。
帰りはその廃屋を通り過ぎないといけないので、その恐怖を感じていました。
実際に何を見たかは、皆さまの想像に任せるとして、ぜひ、酷道425号線をよろしくお願いします。