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北海道に住んでいます。
バイクブーム真っ只中の80年代に青春を過ごしたおかげでDNAレベルでバイク愛が刷り込まれました。
16才でRZ50に跨ってから現在までずーっとバイク乗り。
結婚、子育て、マイホームなど、バイクに対する脅威をことごとく乗り越え、時には死線をさまよいながらもバイクに乗り続けてきました。
GPZ900Rは心の友。我が翼。どんな時でも手放さず手元に置き続けて来ました(10年以上放置プレイだったのはナイショです)
基本的にカワサキ信者なのですが、カワサキしか乗らない訳ではありません。
よろしくお願いします。





北海道の日本海側に面する港町、羽幌町。
この街の高台に、カフェ吉里吉里は建っています。
このお店、今流行りのライダーズカフェのはしりで、開店したのは1975年とのことですので実に、40年以上にわたって北海道を旅するライダーを見守り続けていることになります。
開放的で明るい店内はアットホームな雰囲気で、一人で入っても不思議とくつろげる空間。
超絶に美味しいパスタを食べて、コーヒーを飲みながら、このお店の宝とも言うべき『ライダーズ名鑑』に目を通します。
この膨大なファイルには、過去から現在まで、このお店を訪れたライダーの写真が保存されています。
沖縄から来たライダー、毎年来るライダー、15年ぶりに訪れたライダー、若者、カップル、女性ライダー、オールドライダー。親子二代にわたり通うライダー。外国人ライダー etc. etc.‥‥
その昔、一部のバイク乗りのあいだで『600マイルブレンド』と言う言葉が流行りました。
600マイル、すなわち1000km走っても飲む価値のあるコーヒー。‥たった一杯のコーヒーを飲む為だけに1000kmの距離を走る。
一般人からしてみれば理解不能かもしれないですが、バイク乗りはうなずく人が多いんじゃないかと思います。
自分の600マイルブレンド、それがカフェ吉里吉里。まぁ、ウチからだとせいぜい150マイルそこそこですが‥。
羽幌町カフェ吉里吉里。ここには、僕の青春が眠っています。
長文、お読みいただきありがとうございます。