
瀬戸内実年八橋譚(せとうちじつねんやきょうたん) 第1話
「そうだ しまなみ、行こう。」某鉄道会社のキャンペーンのキャッチコピーにも似たフレーズが頭に浮かんだのは、ガソリンや電気の供給不足等、未曾有の大震災発生後、初期の混乱が収まりつつあった2011年6月の事でした。我が家は幸いにも大きな実害は無かったのですが、大自然の猛威の前では人間の営みなどシャボンの泡の如く脆いものであると完膚なきまでに思い知らされ、虚無感に包まれていた時「人生なんて一炊の夢、やりたい事をやってみよう。前々からやってみたかったロングツーリング・・・そうだ!原付の聖地、しまなみ海道、行こう。」準備期間凡そ1年4か月、いよいよ実行の時。タイトルは阿久悠先生の代表作「瀬戸内少年野球団」の名を借りて「瀬戸内(で)実年(初老の男が)八(たくさんと言う意味の)橋(に行く)譚(物語)」「せとうち、じつねん、やきょうたん」とでもしましょうか? 阿久悠先生すみません。しかし、何せ4年も前のツーレポ、思い出しながらなので、更新は不定期でオナシャス。