
白虎アーカイブス「リベンジ!R265」(返り討ち気味)
梅雨空が続き、お休みでもバイクには乗れないので、家でイジイジしとります。
こんな時には、事故で失った愛機「白虎」の思い出を辿る、白虎アーカイブスを一つ
雨と言えば、バイク海苔の大敵。
以前九州の中央を縦断する土砂降りの酷道265号で散々な目に遭ったレポを書いたのですが、1年後に途中離脱したあの酷道にリベンジ・走破したいとソロで向かう計画を立てました。
前回は北から南下したので、今度は北上して行こうと思い、フェリーを利用して志布志に上陸、そこからR265の起点小林に向かい、終点の阿蘇まで一気に走り抜けて熊本で泊する計画。
フェリーに乗る前の天気予報では、現地は晴れ時々曇りの予報だったのですが、フェリーで目覚めると雨が降った形跡が… 志布志港の路面もかなり濡れいましたが、空からは薄日が差していたので、楽観しつつ、桜島を一目見てから北上と進路を西に取ったところ、前方にはドス黒い雨雲に稲光、空から大粒の雨が叩き付けるように降ってきます。
ソッコーで明るい北に逃げたら、そこは晴天のお空が広がってる。なんとも先行き不安です。
隼人のコンビニで朝飯を済ました後、霧島を通りR265の入り口小林へ。
R265を走り出してしばらくすると、道はだんだん狭く、交通量はゼロになり、やがて廃村になったような廃墟の中を進みます。
廃墟を過ぎれば、もう国道と名乗るには申し訳ないような荒れ放題の道になり、その頃には天候は悪化し、前回ゴロンしたときの様な結構な雨降りになってしまい、悪夢が頭によみがえります。
進路右側には川が流れているのですが、その流れは濁流で、一部道路に上がってきているところが有ったり、左の山肌からは水が滝のように流れ落ちるところがあちこちに。そのほか、軽トラ1台がやっとのような道幅に、片側が断崖絶壁。
「引き返した方が身のためか?」と自問自答しながらもなんとかR219との重複路線の西米良村まで来たときに、やっとジモティのじいちゃんがのるカローラに出くわした時はなんだかほっとしました。
ここで昼飯でも食わないと、と思い村の中心部に行ってみたら「いのししラーメン」の看板を発見、喜び勇んで向かうと、定休日の神様のいたずらか、やってなーい!
腹をすかしたまま、さらにR265を進み、前回人吉方向に抜けた分かれ道に辿り着き、後は終点R57に突き当たってリベンジ完了しました。
ご褒美に阿蘇の絶景をと、阿蘇山方面に向かったら、そこは草千里ならぬ霧五寸といったような白の世界、まさにホワイトアウト状態( ノД`)
その日は熊本で1泊し、次の日はフェリーで雲仙に渡ったのですが、そこも霧で真っ白
長崎でドロドロの車体を洗車したら、夕立の洗礼をうけるなど、散々な目に遭いました。
今度はヴェル子で雨の無いR265を走ってみたいものです