八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(CX500 TURBO)

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    ◆1980年代——バイクにも“ターボの夢”があった。

    あの頃、日本の4大メーカー、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキは、まるで未来に向かって競争するかのように、最先端の技術を惜しみなく注ぎ込み、ターボという新しい可能性に挑んでいた。

    世界初のターボバイクは1981年、ホンダ・CX500ターボ。 縦置きVツインにIHI製タービン、そしてホンダ初の電子制御FI。 そのキャッチコピーは 「パワーは通常の2倍」 わずか500ccで1000ccに届こうという82ps(ベース車両は48ps)のスペックは、まさに憧れそのものだった。 だが国内販売は認可されず、輸出のみ。この時点でターボはすでに“伝説になる予感”を秘めていた。

    次いで、1982年ヤマハはXJ650Tで“キャブターボ”という独自路線を突き進む。 ライバル車が全てFIなのに対し、あえてキャブレターを選択し、整備性とコストを重視。 三菱製タービン、小型カウル、71ps⇒90psへと跳ね上がるパワー。 当時の技術者の意地と誇りが詰まっていた。


    スズキは同年1982年スポーツ志向のXN85。GS650Gをベースにターボを搭載。シリンダー後部にタービンを積み、3000rpmから過給を開始することで扱いやすい中速域を実現。ベース車両65pに対して車名どうり85psを叩き出した、チェーン駆動を採用、 16インチフロント、更なる速さとハンドリングの融合を追い求め、 そのカウルはどこかカタナの血統を思わせた。


    対するホンダは、1983年 各社が650ccターボ車を販売する中、排気量を673㏄に拡大したCX650ターボに進化させ58ps⇒100psに達した。

    そして最後発にして最強。 1984年、カワサキ 750ターボ。 世界最強最速のターボモデル」をコンセプトに、最後発で登場。FI吸気の750㏄直4に日立製タービンを融合し、当時の旗艦GPz1100に匹敵する112ps(ベース車両は70ps)をマークした。最高速は圧巻の235㎞/hで、ゼロヨンも世界最速クラス。歴代ターボ最強の動力性能を誇るが、ピーキーな出力特性でも有名になった。 まさに 「リッターキラー」 と呼ばれた怪物。

    各メーカーが競い合ったターボ開発

    ――だが、夢は長く続かなかった。

    ターボラグによる急激なパワー立ち上がりは、車体が軽いバイクにはあまりにも危険だった。 高価なシステム、重量の増加、複雑な構造……。 そして自然吸気エンジンそのものが進化し、 “大排気量・高回転・電子制御”で、ターボに頼らずとも十分なパワーを得られる時代になってしまった。

    こうしてターボバイクは、わずか4年で姿を消した。 ある意味、 時代のあだ花――。 儚く咲き、静かに散った技術者たちのロマンの結晶。

    しかし、思うのだ。

    あの無駄と情熱のかたまりこそ、バイクの世界の宝ではなかったか。 速さだけでは測れない、夢を見る力。 効率でも経済性でもない、男たちの浪漫。

    現代の道路を走っていて、 750ターボやCXがふと横を通り過ぎる瞬間—— 外装に映るタービンの文字に、思わず胸が熱くなることがある。

    なぜなら、彼らはこう語りかけてくるからだ。

    「無駄こそ美しい。夢こそ、本物だ。」

    ターボバイクはもう新車で買えない。 けれど、そのロマンは、今日も確かに生き続けている。





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    追記

    バイク用ターボ開発が廃れた
    詳細理由は?


    ​1. ターボラグと操作性(安全性)
    ​ターボラグの危険性: ターボチャージャーは、排気ガスの圧力でタービンが十分に回転するまで過給効果(パワーアップ)に時間差(ターボラグ)が生じる。この時間差の後、急激にパワーが立ち上がる特性は、バランスが重要な二輪車では非常に扱いにくく、特にコーナリング中などにリアタイヤが滑るなど転倒のリスクを高めた。
    ​繊細な操作の難しさ: オートバイは車の何倍も繊細なスロットル操作が求められますが、ターボラグによる急な出力増加は、この繊細な操作を困難にした。

    ​2. コスト、重量、複雑さ
    ​高コスト: ターボシステム自体が高価であり、それに対応するためのエンジンや車体の補強、冷却系などが必要になるため、製造コストが大幅に上がった。
    ​重量増とスペースの制約: ターボチャージャー本体に加え、配管、インタークーラー(冷却器)、専用の潤滑・排気システムなどを搭載すると、重量が増加し、軽量で機敏であるべきバイクの特性を損なった。また、狭いバイクの車体にこれらを収めるためのスペースの確保が難しいという問題もあった。

    ​3. NAエンジンの進化と必要性の低下
    ​自然吸気(NA)エンジンの高性能化: ターボが登場した1980年代以降、自然吸気エンジン自体が技術的な進歩(高回転化、高圧縮化、電子制御化など)を遂げ、十分なパワーと加速性能をターボ無しで得られるようになった。この結果、高コストでリスキーなターボ化の必要性が薄まった。
    ​大排気量化との比較: パワーが必要であれば、ターボの複雑さやコストを負わずに排気量を大きくする方が、より線形で扱いやすいパワー特性を得ることができ、現実的だと判断された。

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