八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)

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    ご縁あって手元にやってきた、ホンダ・シルクロード。

    初めて視界に入った瞬間、 胸の奥で、小さな火がパチリと弾けた。 「これは——ただ者じゃない」 理屈ではなく、感覚が確かに告げていた。

    シルクロードは、ずっと乗りたかった1台だった。 遠くから眺めるだけで胸が熱くなるような、 いつかきっと、と願い続けてきた存在。 まるで奇跡のように、その“憧れ”が ある日突然、目の前に現れた。

    あとで聞いた話に、さらに心を奪われた。 このエンジンは“サンコイチ”。 三つの心臓から良いところだけを選び、 丁寧に、情熱を込めてひとつに組み上げたという。 全バラ、全塗装、フルメンテナンス。 CRキャブ装着、キック転装、ホイール交換、タンクカスタム—— 技術だけでは辿り着けない、魂の仕事。

    前のオーナーは二年の歳月と150万円をかけ、 一つひとつに愛情を込めて仕上げていったらしい。 「カスタム明細、付けときましたよ」 その声の奥に、深い愛着と別れの切なさが混ざっていた。

    バイクには、不思議な瞬間がある。 ただの鉄とアルミの集合体だったものが、 いつの間にか心を宿し、息をし、鼓動を持つ“相棒”へ変わる瞬間。

    重ねた時間。 分かち合った風景。 走り抜けた季節。 そのすべてが積み重なり、唯一無二の物語となる。

    タンクをそっと撫でながら、 思わずつぶやいた。 ——良い縁に恵まれたなぁ。

    奇跡の出会いだったのかもしれない。

    再び命を吹き込まれ
    甦ったエンジンの脈を確かめるため、完璧を求め、試し走りを重ねただけに刻まれた860kmの鼓動
    言うなれば、まだ慣らしの途中、生まれたてのエンジンだ。



    きっとこのシルクロードにも、まだ続きがある。 まだ見ぬ景色と風と、そして物語が。

    そして今日、 新しいページが、静かにめくられた。

      〜 回顧録 〜

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