
八兵衛@京都。
▼所有車種
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- Silk Road
1961年製造
国宝_石清水八幡宮_麓にて居を構える
モトクル歴
2025年6月21日初投稿
相互フォロー致します。
バイク歴は47年 (1978年~)
70台弱のバイクを乗り継いでます。
まだまだ煩悩は治まりませんね。
(自己紹介欄の文字数オーバーになったので
詳細のバイク歴は画像投稿コメントに)
GLCXFUNCLUB管理人 HPは休止中
またがり隊 NO8広報担当
現在所有
◉GL700 (オフ会用、レストア中)
◉シルクロードCT250 (林道、ツーリング用)
◉クロスカブCC110 (通勤、カブミ用)
◉CB50S (レストア中)
知らない間に絶賛ホンダ党
◉フェザー125 (息子、通勤用)
ソロキャンツーが趣味
親の介護で泊まりのキャンツーに行けないので
デーキャンプと
カブミーティングに
夢は
息子と娘と孫とでツーリングに






湯気の向こうに、奈良の味 ― 彩華ラーメンの一杯
ツーリングの途中、ふと鼻をくすぐる香ばしい匂いに誘われた。
国道沿いに漂う、あの独特のにんにくの香り。
看板には「彩華ラーメン」。
奈良が誇るソウルフード、通称「天理ラーメン」の元祖だ。
席に着くと、すぐに厨房から聞こえてくる中華鍋の音。
強火で一気に炒められる白菜とニラ、豚肉。
そこにスープが注がれた瞬間、立ちのぼる湯気が食欲を刺激する。
ひと口すすると、ピリッとした辛味の奥に、野菜の甘みと豚の旨味が広がる。
ガツンとくるのに、どこか優しい。
まるで“スタミナとぬくもり”が同居したような味わいだ。
「辛いけどクセになる」「スープを飲み干してしまう」――
そんな評判を聞いてはいたが、実際に体験すると納得。
冷えた体の芯までじんわりと温まっていく。
シャキシャキの白菜が主役。
その存在感たるや、まるでスープの中で踊っているかのよう。
太めのストレート麺にスープがよく絡み、箸が止まらない。
食後、ふと外に出ると、夕暮れの風が心地よい。
にんにくの香りを少し残しながら、バイクにまたがる。
「よかったな」「うまかったな」――
そんな素直な言葉しか出てこない。
彩華ラーメン。
それは、ただのラーメンではなく、旅の途中に出会う“熱い一杯の物語”なのかもしれない。



