八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)

  • グーバイクTOP
  • モトクルTOP
  • 検索結果一覧
  • 投稿記事詳細(八兵衛@京都。+ 湯気の向こうに、奈良の味 ― 彩華ラ)
  • 八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)
    八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)
    八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)
    八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)
    八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)
    八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(Silk Road)



    湯気の向こうに、奈良の味 ― 彩華ラーメンの一杯

    ツーリングの途中、ふと鼻をくすぐる香ばしい匂いに誘われた。
    国道沿いに漂う、あの独特のにんにくの香り。
    看板には「彩華ラーメン」。
    奈良が誇るソウルフード、通称「天理ラーメン」の元祖だ。

    席に着くと、すぐに厨房から聞こえてくる中華鍋の音。
    強火で一気に炒められる白菜とニラ、豚肉。
    そこにスープが注がれた瞬間、立ちのぼる湯気が食欲を刺激する。

    ひと口すすると、ピリッとした辛味の奥に、野菜の甘みと豚の旨味が広がる。
    ガツンとくるのに、どこか優しい。
    まるで“スタミナとぬくもり”が同居したような味わいだ。

    「辛いけどクセになる」「スープを飲み干してしまう」――
    そんな評判を聞いてはいたが、実際に体験すると納得。
    冷えた体の芯までじんわりと温まっていく。

    シャキシャキの白菜が主役。
    その存在感たるや、まるでスープの中で踊っているかのよう。
    太めのストレート麺にスープがよく絡み、箸が止まらない。

    食後、ふと外に出ると、夕暮れの風が心地よい。
    にんにくの香りを少し残しながら、バイクにまたがる。
    「よかったな」「うまかったな」――
    そんな素直な言葉しか出てこない。

    彩華ラーメン。
    それは、ただのラーメンではなく、旅の途中に出会う“熱い一杯の物語”なのかもしれない。


    バイク買取相場