







中古で買ったA6エリミ125、
アイドリング不安定と低中回転のトルク不足の原因を探ります。
排ガス規制で7馬力にデチューンされた機器類(KCA)はすでに撤去されており、見た目A1~フルパワー13馬力かA3~の11馬力を目指したと思われる。
キャブを横向きにし、フロート室(ガソリンを溜める部屋)を開けてみると意外にキレイで詰まりも無い。
メインジェットは105。
外そうとドライバーを当ててみると、
なんと…動く。
ニードルジェットごと前後に、ニードルに当たるまでスライドする。
さらに、パイロットスクリューは全閉ゼロ戻し。
つまり、スロー系を無視して
この「可変式メインジェット(?)」のみで走っていたことになる。
こうなった原因を推理する。
キャブボディー穴にジェット位置決めの小さな凸起があるが、
前整備者はこれに気付かず、あれ?メインジェットのネジが届かない?となる。
仕方なくニードルジェットとメインジェットの間に挟むワッシャーを省略し直結。
言うまでもないが、ワッシャーがあって初めてキャブボディーに固定される。
こんなんでも一応、エンジンはかかったのか、
今度はニードル(針)がジェットに近すぎて、上まで吹けない。
で、針を短くし過ぎたか、
あるいは固定されていないメインジェットはスキマだらけで燃料吸い上げまくる。
番手など関係なく濃い燃焼。
だから、スロー系を無視してPSを全閉じしたんだろう。
こんな状態でキャブ開封もせず、アクセルワークだけでアイドリングを維持しながら色々ツーリング行ってた私も大概ですが、
この「可変式メインジェット」、
意外に普通に走れてましたので、
わざとやってたセッティングなら、前整備者は天才かもですね。
(つづく)