八兵衛@京都。さんが投稿した愛車情報(WING GL500)

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    『あるルーキーGL(CX)乗りのつぶやき』

    第2話:GL(CX)と出会い系アプリ**

    GL(CX)に乗るようになってからというもの、
    僕は孤独じゃなくなった。

    ……バイクが話しかけてくるから?
    ……マスターGLの声が聞こえるから?

    違う。

    出会い系アプリを始めたからだ。


    ---

    【発端】

    きっかけは、先輩A師匠の一言だった。

    > 「GL(CX)乗りは、孤独だ。……いや、孤高だ。
    だが女ッ気だけは、なんとかしろ。」



    僕はうなずいた。
    そうだ。CXは孤高でも、俺の人生はそうじゃない。
    孤高な鉄馬と、孤独なオトコ。
    それじゃただの鉄くずと肉くずだ。


    ---

    【登録】

    そして、始めた。
    某出会い系アプリ「パフパフ」。

    プロフィールに書いた。


    ---

    > 趣味:バイク
    愛車:ホンダ CXユーロ(縦置きVツイン)
    特技:メンテ&修理(アクセル開けると涙出る音します)




    ---

    ……既読がつかない。
    メッセージが、返ってこない。


    ---

    【敗北と光】

    だが、1週間後。
    ついにマッチした。
    名前は「マリ」さん。アイコンは柴犬。

    メッセージの一文目で僕は膝から崩れ落ちた。

    > 「CXって、あの乳牛って言われてるヤツ?」



    この人……できる!!


    ---

    【初デート】

    待ち合わせは、道の駅どうし

    白く輝く我がCXユーロをピカピカに磨き、
    自作のカフェカウル(FRPがちょっと曲がってる)を装着して出発。

    30分遅れて現れたマリさんは、、、、

    モスグリーンのSR500 1型に乗っていた。

    布垂れ旭風防。ヨシムラマフラー。ショックはオーリンズ。カスタムシングルシート。強化ブレーキ。FCRキャブ。

    極めつけはデコンプレスのキックスタート。

    紛うことなき変態。


    ---

    > 「エンジンかけてるとこ、見せて?」



    僕は胸が高鳴るのを抑えつつ、
    セルを押した。

    ……キュルキュル……
    ………………キュル………………
    ……………カチカチ…………………(無音)


    ---

    マリさん「え、死んでる?」


    ---

    【助言とキック】

    その後、バッテリーを叩いて再起動に成功し、
    なんとかソフトクリームにこぎつけた僕たち。

    GL談義に花が咲く。

    「左右に張り出しているエンジンはおっぱいのようだね」

    「ケッチン喰らって痛いんだよね」

    「あのメーターの曇り、味あるよね」

    「ディスク、めっちゃ錆びるよね」

    「純正部品、出ると泣いちゃうよね」

    「カスタムカウルカッコいいね」

    「オンリーワンがいいよね」

    お互いの愛が、変態性に共鳴していた。


    ---

    【別れ際】

    夕暮れ、SRにまたがるマリさんが一言。

    > 「私さ、CXの“あの音”好きなんだよね。
    なんか、未来の音っていうか……不安になる感じが。」



    そしてこう言った。

    > 「また、会えるの?」



    僕は答えた。

    > 「もちろん。……ただし次にエンジンかかる時にね。」




    ---

    【エピローグ】

    帰り道、マスターGLの声が静かに響いた。

    > 『“理解者”を得たな。
    GL(CX)乗りとして、一歩前進したぞ。』



    僕は答える。

    「ありがとう、マスター。
    でも……マリさん、SRなんですよね?」

    > 『心配するな。SRもまた、変態の入り口だ。』




    ---

    【あとがき】

    GL(CX)乗りと出会い系アプリ。
    交わらぬはずの二つが交わったとき、
    新たな伝説が始まる。


    ---

    【次回予告】

    第3話:
    『GL(CX)ミーティング「闇鍋」に潜入記:真の変態たちとの邂逅』

    乞うご期待!



    ---

    番外編①:マリさんとのその後

    GL(CX)乗りは恋に不器用だ。

    なぜなら恋人よりも
    エンジン音に耳を傾けがちだから。


    ---

    > マリ:「ねぇ、私とGL、どっちが大事なの?」



    僕:「それはもう……GLだよ」

    > マリ:「あっそう、じゃあGLと結婚したら?」



    僕:「えっ、いいの?マジで?」

    ——こうして、ひとつの恋が終わる。


    ---

    でも、そんな我々にも春は来る。
    SR女子、FT女子、GB女子、モトコンポ女子、旧カブ女子……
    どこかで待ってる、変態感性が合致する奇跡の人が。

    GL(CX)乗りの恋は、遅れてやってくるが、
    エンジンの暖気と同じで暖まると長い。



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