NoNaさんが投稿した愛車情報(CONTINENTAL GT 650)

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    エッセイ
    「かすうどんとインバウンドと高野山」①

    朝、用事があり、夕方からは会議2連チャン。雨か暑いかと本格的に地球全体が異常気象なので、弘法大師さんに「どうにかしなければ、地球えらいことになってるで」と伝えるために高野山にあがろうと決意。本当は「かすうどん」を求めて高野山に上がったのだ。

    いつもならば、このトンネルを抜けると涼しくなるはず、しかし、風は生暖かい。それもそのはず、高野山大門前に設置されている電光掲示板は30.5度を指している。
    暑いのにうどんを食べるのかと自問自答するが、気がつくと自然に暖簾をくぐり着席していた。
    ここは、お目当ての「かすうどんの河内屋 高野山支店」さん。
    「かす」うどんは、関西以外の人にはあまり馴染みがないかも知れないが、関西(南河内)の郷土料理で、油かすという牛のホルモンをラードでカリカリに揚げたものが、うどんにトッピングされているものである。
    この美味しさを文面で伝えるのは相当難しいがチャレンジしてみる。

    関西風の昆布と鰹がたっぷりきいた、あっさりしているのにコクがある出汁にホルモンの余計な脂が抜けるまでじっくり素揚げされ、旨味が凝縮された「油かす」が混ざり合う、ひとくち出汁をすすると、口の中いっぱいに広がるコクと旨みがどこか哀愁を感じさせる。
    多くの人は、ホルモンというとホルモン鍋を思い浮かべるかも知れないが「油かす」は全くの別物、調理前の油かすは、これは食べても大丈夫なものかと疑問ももつフォルムをしている。
    「なんか、このうどん油っぽい」なんて印象を受けると思うが、牛ホルモンの旨みだけの塊を関西の出汁たちが包み込む。ここまで書いておいて、この美味しさをうまく伝えられないことが歯痒い。

    子ども(油かす)を聖母(出汁)がそっと包み込む、中世フレスコ絵で描けばこの美味さを伝えられるのだろうか。

    それとも、死に際に何を食べたい?と問われると、「かすうどん」と言えば良いのだろうか。

    おにぎり編に続く…

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