ニャンコさんが投稿した愛車情報(Cadwell 125)

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    凄まじい寒気に苛まれホイールリムの拭き取り中に私はとうとう手を止めてしまった。
    何故こんな事をしているのだらうか?
    寒波が居座り外気温は低く摂氏十度にすら届かない、時おり日が射すとは言えとても晴天とはいへず、北西からの強風により体感温度は西比利亜のそれと大差ないのではないか?と思う程である。
    よりにもよってこんな日に洗車をしよう等とどうして考えてしまったのだらう?
    私は己れがおかした過ちの大きさに自らに呪いの言葉を発するのだつた。
    ああ、それにしても冷たい。
    昼時に吉野家の特盛に紅生姜を鱈腹乗せて食べてしまつたのがいけなかったのだらう。
    紅生姜は食後に身体を温める効果があると言う。
    実際、痩せてゆとりがなく冬場は寒さが身に染みる私の身体ですら、うっすらと汗ばむ程であったのだ。
    おまけに暖房が効いて陽射しのみを取り込める車内の暖かさが私の判断を大きく誤らせてしまったのだ。
    ああ、なんと愚かな事だらう。
    蓬莱大介も昨日の予報で気温が低く風も強く厳しい連休になるだろうと云っていたのに。
    しかし、一度水洗いしてしまったcadwellは途中で放り出すわけにはいかない。
    そもそも、オートバイは防水性など殆ど考慮されていないのりものだ。
    cadwellは洗車の度にサイドカバー内のバッテリーを外し、バッテリー台座を丁寧に拭き取っておかないと、あっと言う間に錆ついてしまうと言う恐ろしい事実を把握しているオーナーは一体どれくらいいるのだらう?
    そんな間抜けは私だけだらうか?
    吹き荒ぶ冷たい風のなかバッテリーを取り出し台座を拭き取りコーティング剤を塗布する。
    台座に付いていたゴム製のチャチなインシュレーターは全て取り外し、バッテリー側に丈夫な緩衝材を貼り付けておいた。
    これで暫くは安心だらう。
    ここまでやったなら、全体のコーティングもしてしまおう。
    塗装部分、メッキ部、樹脂パーツ、あらゆるところにガラス系のコーティングを施し、あとはマフラーに耐熱ワックスをかけ、ホイールを磨くだけだ。
    だがしかし、寒い、あまりにも寒いのだ。
    もはやスポークを磨くのは無理だらう。
    せめてホイールリムだけでも……。
    ああ、無理だ、凍えるやうだ。
    私は何故こんな事をしているのだらう……。

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