
アズサ
バイクやアーケードゲームの漫画を描いています。Amazonで坂本梓と検索すると無料で読めます。
投稿は自分の忘備録的な感じなので、けっこう粗暴な文面です。また絵文字とかも使わないのでぶっきらぼうな印象だと思いますがご了承ください。
ソフトクリームをこれ見よがしに投稿している方はブロックしていますのでご了承下さい。
ありがたい事に、所持バイクがカッコいいとのコメントを頂く事がありますが、バイクがカッコいいのであって、ライダーの自分はほめられてないので、ありがとうございますとは返しません。自分は下手くそなのでふさわしいライダーになるよう精進したいです。










先程の断裂凹みを乗り越えて、もう後は下りるだけにしてくれ、と思った。
しばらくすると林が見えてきて道はその中に続いている。林の入口から倒木の連続が見えた…
マジか。
そもそも道といってもほぼケモノ道で、オフ車でも難儀な感じだ。それに雪が乗っかって倒木でシメている。
アリガトウ!
くさってもいられないので、とりあえず倒木をどかそうと試みる…
かなりデカいのが1本あってこれは動かない。
木の下をAprioを寝かせれば行けるか?
うーん。
メインのケモノ道の脇にある程度平坦な部分があるので、そこを通って下りれないか検討する…
実際に歩いて検証する。何回か滑って倒れたり、靴の中がびしょびしょになっているが、気にもしてられない。
うーん崖側をうまく通ると何とかなりそう。
行ってみるか…
しばらくはメットを外して下りるのに専念しよう。あとスマホで音楽聴いてたけど、万一の為に充電を残さないといけないのでこれも切る。
スリップして滑落したらシャレにならないので、数cmずつ進むイメージ。ブレーキングも細心の注意を払う。
少しずつ進んでいく。うまく木の間を抜けて行く。
何とか行けた!
なんか達成感がハンパ無いがさらに困難は続く。
細かい竹や倒木の後に大きい倒木が2本だ。
手前のは…持ち上げる事は何とか出来るのでAprioを片手で操作してくぐらせた。
後にあるほうは道スレスレに固定されてて動きそうに無い。
崖側の道の端を行けば乗り越えられそうだが…当然危険ではある。
下のほうを見ると、そろそろふもとっぽい感じではある。
多分これが最後の難関だろう。
ホントに滑落しない様に、少しずつ道の端を乗り上げる。自分の足場もゆっくり確認しながら行く。
行けた!
やがて少し広めの山道に出た。
相変わらず雪がかぶって岩がゴロゴロしてるが、もとは舗装路みたいで平坦なので下りやすい。
今日は凄かった。
今までの35年分のノウハウとテクニックを全て使った感じだ…
はたから見たら正気の沙汰では無いよな。
なんか色々バチが当たったんだろうか。
もう知らない道の雪道は入らない様にしよう。
ほどなく舗装路に出た。助かった。
ただ…ここ何か見覚えがあるような。
案の定…下りて行ったら、来た時に通った道だ。
1時間40分かけて、グルッとまわった様だ。
バカみたいだが、割と冗談抜きで命からがら切り抜けたので、無事帰れるだけで嬉しい。
帰る時左のウインカーが点かないのに気づいたが、今日は疲れたので後日。
Aprioはオドメーターが壊れてて距離が分からない。だいたい45kmで3時間20分の行程。