
棚丘
▼所有車種
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- FZR250
【現在所有】
ホンダ | レブル1100 MT
ホンダ | スーパーカブ110(JA07)
【過去所有】
ホンダ | CB750(RC42)
ホンダ | スーパーカブ50
ヤマハ | FZR250(2KR)
スズキ | RF400

かつての愛車、FZR250のレビューです。
88年バブルの華やかさを身に纏った250ccレプリカです。
スペックを眺めるだけでも、現代からは考えられない内容に笑ってしまいます。
【良かったところ】
45馬力の高出力!
1.8万回転まで(実際に)回せてしまう超高回転エンジン!
細いタイヤと145kgの軽量ボディ!
それらが生み出した鋭角に切り込める旋回性!
官能的な、まるでF1のようなサウンド!
丸型二灯のフルカウルという愛らしいオールドルック!
【笑えるところ】
メーターは3千回転からのみ記載!
そもそも5千回転は回さないとマトモに走らない!
冬になると確実にバッテリーは上がる!
でも軽いから押しがけ簡単!
(冬の間はずっと押しがけしてた)
しょっちゅう切れるクラッチワイヤー!
年代特有の電装の弱さ!
ハイパワーを受け止める貧弱なバイアスタイヤ!
(しかも細いし不安定)
すぐにロックする後輪!
薄過ぎてシートヒーター機能(エンジン熱)付きなシート!
女の子をデートに誘う度に「え、ここに座るの?」と二度見される、コンパクト過ぎるリアシート!
普通に60キロで走ってても音だけF1!
250ccなのに何故か燃費は15km/L止まり!
というわけで、今からはとても乗れないような、バブルを感じる尖ったバイクでした。
しかし学生時代約6年間を共に過ごし、京都から鳥取砂丘まで行ったり、滋賀の道の駅を制覇したり、名古屋まで下道で鈴鹿山脈を越えてみたり……遠出が不向きな性能ながら、本当に色々な経験をさせてくれたバイクでもありました。
とにかく体力を吸われるので、20代の当時しか乗れなかったな。と思い、あの時に選んだのがこの子で良かった。と、今も思っています。