
T
北海道に住んでいます。
バイクブームだった80年代に青春を過ごしたおかげで、DNAレベルにバイク愛が刷り込まれました。16才の細胞に流れ込んだままです。
僕の方向性はRZ50で始まり、GPZ900Rによって確定されたと言っても過言ではありません。
長年、直列4気筒エンジン以外にバイクの価値を見出せない男だと思っていたのですが、癖のあるVツインに乗り出したのは自分でも驚きです(歳かな?)
Kawasaki信者ですが、カワサキオンリーという訳ではないのです。
バイク歴
RZ50
GSX250S刀
CB400SF
ZZ-R400
GPZ900R(現)
ZX-11
スポーツスターXL1200S
K1200R
ZRX1200R(現)
Z900RS
V7Special(現)
よろしくお願いします。



渚にて(長文注意。意味なく長い)
朝食を食べに、留萌の海までやってきました。
一般道を65マイルでかっ飛んでいるトラックがいて、後ろに付いて走ってきたのでエラく早く付きました。
ご存知の方も多いかと思いますが、日本離れした道路事情の北海道は、実勢速度が速く、制限速度+20マイルくらいで走っていても軽トラに乗ったオバチャンにぶち抜かれるなど当たり前。さらに、最近の車は速くなっていて、オフロードのなり損ないのようなカタチをしたSUV車などは強力なエンジンを積むのがトレンドで、平気でリミッターが当たる速度を出してきたりします。
私はライダーとしてはもう枯れきっており、スピードに対する執着はありません。乗り継いだ車種を見るとわかる通り、過去にはそこそこの事をやってきています。なので、一部の車やバイクに対する批判など出来る立場ではなく、逆に過去に行ったバイクの地位を貶める行為に対して贖罪をするべき立場です。
過去はどうあれ、今の私はバイクをゆっくり走らせたいんですよ。デカくてスピードの出るバイクに乗っていて矛盾なのは承知ですが、大排気量のエンジンの有り余るトルクでもってゆったり流すのが好きなのです。
夏の海岸線や曲がりくねった山道を、2000回転や3000回転でボケーッと走る。コレがたまらない。
小さいバイクで走りゃいいじゃん。って意見もわかります。そりゃそうですよね、適材適所、理にかなっている。至極論理的です。
しかし、人間とは摩訶不可思議な生き物。さらにオッさんになると思考がこじれてしまって始末に負えない。その変質的な考えを「こだわり」なんて言葉で表現したりする。
話が脱線続きでアレですが、何を言いたいかと言うと、北海道の道路事情(と、最近の車の性能)はゆっくり走るバイクには危険だって事。
全部が全部ではありませんが、抜いていく車は結構危険な抜き方をしていく。中にはあからさまに幅寄せのような嫌がらせをしてくるヤカラもいる。
まぁ、見た目速そうなバイクに乗ってヨタヨタ走っているのでカラカイたくなるのもわからんでもないですが、バイクはむき出しなので殺意しか感じません。
また昨今、暴走した上で自爆死する高齢ライダーがニュースを賑わしますが、飛ばしたくなる気持ちはよくわかります。過去の私がそうだったので。
決して全てではありませんが、バイクの魅力の本質はスピードです。これは、むき出しの体が恐怖をおぼえる事でより強くなる。ギャンブルと一緒で脳内麻薬が出るのですね。一部の人間にとって、習慣性がありやめられなくなる。
私も過去、一般道を高速道路以上の速度で走り、自己中心的な違法走行を繰り返した上、何度も自爆しそうになりました。今、生きてバイクに乗っているのは単純に運が良かったからです。
ツーリング(と言う名の暴走行為)に出るのにエンジンを暖気している時、「今日が最後かもしれんな」と、頭のどこかで思っていたりしました。走り出したらそんな事も忘れちゃってるんですけどね。
とりとめもなく、結論もないんですけど、バイクとスピード、そして死ってすごく近くて仲がいいんですよ。
バイクが好きな私が、なるべく長くバイクを楽しみたい。って思い、到達した結論が1人で走る事。そして、ゆっくり走っても楽しめるバイクに乗る事でした。
私はお調子者なので、大勢で走るとテンションがあがっちゃって目立つ事をやりたくなる。これは自分のみならず周りのライダーにまで危険ご及ぶ。
また、昨今の大型バイクって色々な電子デバイスが付いていて、バイク自体の性能がずいぶん上がっている。しかし、人間は進化しません。それどころか、大型乗りに一番多い中高年ライダーはどこかしらガタが来ている。つまり、乗り手の性能は低いんです。
バイクは高性能、ライダーはポンコツ。この構図って危険ですよね。これ以上は言いません。
海辺にいると浜風が気持ちいいですね。
話の途中ですが、結構時間も経ったのでそろそろ帰ります。
気がむいたら、いつか続きを書くかもしれません。