
録画してあったテレ東の「生きとし生けるもの」を観て、久しぶりにドラマで泣いた(T-T)
渡辺謙演じる末期のガン患者と、妻夫木聡演じる生きる希望を失った外科医が、過去をめぐる旅に出るロードムービーの一種だ。
安楽死の可否などのテーマやリアリティが秀逸で、2時間ドラマでは過去イチの出来だと思う。
旅の始まりがSR400のタンデムってのも良い。
きれいな顔のまま亡くなるドラマが良くあるが、身内をガンで亡くした身としては、現実味が全くなく、死を美化しているように見えて、嫌悪感を覚えるのだ。現実の死は常に美しさなどない。
このドラマは、渡辺謙の熱演と役作りによるリアルな映像と心の動きが胸を打つ。
心残りを解消して旅立つ患者と、その死を乗り越えて新しい歩みを始める医師。
サイトや再放送で見る事ができれば、ぜひ!